濱田庄司 記念益子参考館と1匹の猫

「新型コロナ禍」。いよいよ東京では、
今週末に緊急事態宣言の準備が整ったようですね。

GW期間中は、
おそらく緊急事態宣言と言うカタチになりそうです。

「全国に拡散する可能性がある」
ので致し方がない判断でしょう。

「新型コロナ」と言う大きな事柄は
「世界で起きている」事柄です。
日本だけの問題ではない。と言う事が
本当に「世界になにを思わせるのか?」
とは
思ったりしています。

「民藝」と言う考え方。
「新型コロナ禍」と言う意味。
「評論家」であれば、
「あれこれ」言う事が出来るのですが。

先日の益子町へ行き、
「酒屋として」でもなく
「観光ではなく文化の民藝」を学ぶ目で、
初めて益子を訪れた時。

「民藝とは、そもそも、自分の心の中にあった」
と言う事に気づきました。

「濱田庄司 記念益子参考館」に大雨の中
じっくりとiPhone12 Pro Maxで
撮影を回しながら
全体で感じようとしましたが、
なかなか民藝が降りてこない。笑。

YouTubeでは、最後に登場する
濱田庄司 の邸宅に入り、初めて
「民藝」を体得した気がします。

今回はそんな話です。

もしお時間がある時に
濱田庄司記念益子参考館のYouTubeを
kazuhikoが大雨の中撮影しましたので
ご覧ください。
動画で許可してくださった濱田さんの奥様に
心から感謝申し上げます。
今回のnoteが、より一層伝わる事と思います。
約12分間。お時間のある時に。


大雨の中の撮影で
建造物として美しく
自然美として美しい
濱田庄司記念益子参考館の館内は
スピリチュアルな空気感で多くの癒しや
息を呑むような美しさを、僕にもたらしてくれます。

後半、最後の濱田庄司の邸宅にお伺いしたのですが
ユラユラと揺れる炎を感じました。
外は凛とした初夏を感じさせる透き通るような
緑の葉が多くの雨で生き生きとしている中
大雨は全ての音をかき消して静寂さを維持しています。
暖かな炎の色は「人」にとって「大事ななにか」
でした。濱田庄司の邸宅で暖をとるのは
濱田邸宅や木々を守る素晴らしいレディの方でしたが
やはり古い木造建築なので、火を焚いてバランスを取っている。と言うお話を聴かせてくださいました。

その暖かな炎の美しさは
言葉になりません。

そんな時に一杯のコーヒーを頂きました。
濱田庄司さんの魂を受け継ぐ職人さんの作品です。
その暖炉の近くで、濱田庄司の温もりあるコーヒーカップを手にして、濱田邸宅の中から
外の風景を見た時の美しさを超えた幸福感

その幸福感を堪能している時に

1匹の猫が!
「野良猫」なんですよ。と
管理されている婦人。

もちろん、重要文化財など猫にもわからない。
「入室ご遠慮ねがいます」
を横目に。笑

どこかしら大雨の中の緊張感の中の
暖をとる中で
たった一匹の猫の行動が
なぜか、とても可笑しく嬉しく
一緒にいる人たちと
心地よい空気に包まれました。

「ああこれが濱田が感じた民藝だ」

間違いなく、あの時。
僕は濱田を感じたのです。

新型コロナは多くの人を「経済」として
そして「感染」として
「命さえも奪う」
本当に不幸な出来事であり
しかも、「簡単にコミュニティ」や
「文化」など
「人が集まる」と言う事さえも
「奪う」

本当に人類で初めての「絆」を「奪うかもしれない」
事柄なのだとあらためて思います。

濱田が陶器と言う手仕事に込めた
「寄り添う」と言う事

僕は濱田邸宅にお伺いして
本当に良かった。

僕らは「絆」や「温もり」について
「真剣」にそして「真摯に」
自然と会話していかないといけない

そんな感じです。笑顔

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