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新しい公園づくり

こんにちは!

一般質問をまとめようとしています。まずはnoteにまとめてみよう!ということで、まとめてみます。

2021.3月に発言したとおりの内容なので臨場感があると思います。

長文ですので、覚悟してお読みください(笑)

新しい公園づくり

2021.3月議会一般質問

○14番(前川和治君)最初にお伺いします。
まず市長、最近、晴れた週末、運動公園に行かれたことはございますか。

○市長(渕上隆信君) あります。

○14番(前川和治君) 私も晴れた週末、家が近所なものですから運動公園へよく行くんですけれども、物すごいにぎわいじゃなかったでしょうかね。中にはテントを張って、キャンプ場じゃないかなというぐらいすごいにぎわい、僕が行ったときはそういうときでした。めちゃめちゃ晴れて暖かかったので。
 コロナ禍にあって遠くへ遊びに行けない中、近所の公園の需要がとても高まっていると感じております。公園というのは子供の遊び場だけではなくて、健康づくりの面ですとか防災面としても、公園の重要性ですとか需要というのは格段に高まっているものと考えております。
 今後、市民の皆さんに公園に対する思いですとか市民の皆さんの需要に応えるため、市民参画型の公園づくりを行って、さらににぎわいのある公園づくりができればと思いますので、順次質問していきます。
 1点目の質問です。現在、駅西地区につくろうとしている広場に関しましては、市民意見を取り入れて駅西の広場づくりをやっていこうという動きがありますが、ほかの公園づくりにつきましては、これまでどのような市民意見を取り入れてきたのか、お尋ねします。

○都市整備部長(小川明君) 全ての都市公園の新設や改修の際に市民の意見をお聞きして実施しているというわけではございませんが、平成22年度に舞崎第2公園の複合遊具の改修においては、保育園の母親クラブの方々などから遊具に対する御意見等を伺い、工事を行っておるところでございます。
 また、平成24年度の蓬莱遊園地の植栽、ベンチの整備では、地域住民の意見を取り入れて策定された蓬莱町地区景観形成推進計画、これに基づきまして工事を行ったという実績がございます。

○14番(前川和治君) あと、現在、公園の再生事業につきましては運動公園以外でどのような計画が今後ありますでしょう、お尋ねします。

○都市整備部長(小川明君) 運動公園以外の公園の再生事業、我々は公園の更新を行っているところなんですけれども、都市公園を中心に、公園施設長寿命化計画に基づき、安全性、機能性の確保、効率的な維持管理を目的に毎年1か所から2か所の公園の工事を行っているところでございます。
 また、そのほかの公園につきましては、遊具の点検を毎年実施しておりまして、その点検結果に基づきまして毎年約20か所の公園の小さな遊具や部品の交換等修繕を行っているところでございます。

○14番(前川和治君) 今回の当初予算でもまちづくりプレーヤー育成予算というのが数多くありまして、まちづくりプレーヤーを育てていこう、育成していこうという予算があります。
 まちづくりプレーヤーの実証実験の場所としても、公園再生というのはとてもやりがいがあると思いますし、全国の自治体では小学生と一緒につくる公園整備を進めている自治体もありますので、市内の小中高大学生に公園づくりを一緒にやっていこうという呼びかけですとか、あと、まちづくりプレーヤーへの育成段階での実証実験場所として公園の再生事業を手がけてもらってはどうかと考えますが、見解を伺います。

○都市整備部長(小川明君) 現在の公園の更新等々公園事業については、遊具の老朽化による更新が中心でございますので、その際には地元の区長さんに内容を御確認いただき遊具の更新を行っているところでございます。
 今後、公園を大規模に改修する場合には、公園利用者や市内の学生などのアンケートを実施するなど、市民の公園ニーズの把握に努めるよう進めてまいりたいと考えているところでございます。

○14番(前川和治君) ちょうど大規模に改修ということで、現在、当初予算では運動公園の改修に係る費用が1億5000万円計上されております。
 市民参加型の公園づくり実証実験ができる場所として運動公園の改修はどうかと思います。運動公園のウエルネス器具などは高齢者が主役、新しく設置する遊具は子供が主役となってくると思いますので、運動公園の改修につきましては子供や子育て世代、高齢者の意見を多く取り入れるべきだと思いますが、見解を伺います。

○都市整備部長(小川明君) 総合運動公園ちびっこ広場の改修事業は、健康増進、ウエルネスをテーマに、多世代の方に受け入れられる施設の整備を基本方針としております。
 その基本方針を踏まえ、業者選定を含む発注方式については、公園整備の最新の知識、優れた技術力、創造性を有する業者選定ができるよう、民間の企画、提案によるプロポーザル方式が採用できないか現在検討しているところでございます。
 現段階では、利用者を対象としたアンケートやそういったワークショップ等々の予定はございませんが、意見、要望等の調査は実施する予定はしておりませんが、福祉健康部局との連携やプロポーザル方式での募集要項、審査基準の中身を工夫することによって利用者ニーズに対応してまいりたいと考えているところでございます。

○14番(前川和治君) 今、小川部長が管轄しております駅西広場、あと駅西の施設のつくり方、あれは物すごくいいと思っております。というのは、市民参加型で、大学生からも意見を聞いておりますし、ワークショップをして、一般の方がいつでもワークショップに参加して意見を言える場というのも去年つくっていただきまして、いろんな楽しみながら一緒に駅西地区をつくっていこうという、そういう発想はすばらしいなというふうに思っております。
 その経験があるのであれば、運動公園に民間からのアイデア提案だけじゃなくて、実際に御利用いただいている方、特に子供の意見を取り入れて運動公園づくりをしていくと、本当に子供のニーズに合った、子育て世代のニーズに合った遊具ですとか、あと高齢者の健康器具を入れるのであれば、高齢者の声をきちんと聞いた、高齢者と一緒にワークショップをしたりとかして一緒につくっていくことでニーズに合った公園づくりというのができてくるんじゃないかなと思うんですけれども、見解を伺います。

○都市整備部長(小川明君) 運動公園のちびっこ広場の改修においても、駅西地区のような市民参加型の設計あるいは計画づくりをできないかというところにつきましては、ウエルネス広場、1年間で1億5000万の工事と申しますと、設計、施工を含めて1年間で仕上げなければならないという時間的制約もございます。
 また、これからちびっこ広場全体の中でトイレ等々も改修していく中で、そういった改修ノウハウの専門性等もございますので、実際の計画づくり、設計づくりの中でそういったワークショップをしていく時間等々はちょっとしんどいというところがございますので、そういった民間からの提案をお受けした際の審査に当たっては、御高齢の方が審査に参加してくれたり、あるいは子供たちがそういったところの設計やデザインについて、それを見れて判断したりとか、そういうふうな審査の過程で幅広い意見を集約して公園をつくり上げるというところは可能かと考えておりますので、今後、募集要項、プロポ、業者選定というあたりの中でそういうふうな市民参加、市民の公園ニーズというのを取り入れるよう努力してまいりたいと考えております。

○14番(前川和治君) ありがとうございます。
 何度も言いますけれども、駅西の広場のつくり方、駅西の施設のつくり方というのは、とてもすばらしいと思います。というのは、どういうふうになっていくんだろうなという過程が一緒に見える化というか見えますので、こういうふうになっていくんだ、ここに私の意見が入ったんだとか、そういうのがあります。
 また、新幹線の敦賀駅舎に関しましても、いろいろ3案あって、その中からどれがいいですかというアンケートなんかもされておりました。そういう時間がないのであれば、新幹線駅舎のように3つあります。その中でどれがいいですかという、そういう選び方とかも、そういう市民参加の在り方というのもありなんじゃないかなと思いますので、ぜひ前向きに御検討いただきますようお願いいたします。
 それでは、別の視点からも提案させていただきます。
 近年では、みんな一緒に遊べる公園としてインクルーシブ公園といいまして、障害がある子もない子も一緒に楽しめるよう遊具にスロープや点字ブロックがついていたり、砂場も腰の高さになっていたり、みんな一緒に遊べる公園づくりが主流になってきております。
 運動公園の改修、もしくは他の公園改修でも、今後インクルーシブ公園の概念を取り入れた設計はされますか、見解を伺います。

○都市整備部長(小川明君) インクルーシブ公園につきましては、2020年、昨年、インクルーシブ公園元年と言われる年でございまして、豊島区のとしまキッズパークや世田谷区の都立砧公園のみんなのひろば等々で我が国においてもインクルーシブ公園の取組がスタートしたところでございまして、どちらかといえばアメリカのほうで先行していた考え方と認識しているところでございます。
 そういったインクルーシブ公園につきましては、様々なスペシャルニーズのある子もない子も同じ空間でそれぞれに楽しめる公園というふうな考え方を示されているところでございますので、それを我々の都市に浸透していくにはもう少し時間がかかろうかという認識でございますので、そういったところも全国的な動きをにらみつつ、今後の公園の更新等も考えてまいりたいと考えております。

○14番(前川和治君) ちょっと予想外の答弁が返ってきました。というのは、敦賀市はみんな一緒にというところで、障害のある子もない子もというところは結構先進的に、よそをまねするんじゃなくて敦賀市独自でもやっていくんだという姿勢なのかなと思っていましたので、ちょっと予想外の答弁だったんですけれども。
 敦賀市は、敦賀マラソンで車椅子の方も参加していいですよということになっております。そういうマラソン大会をしている自治体は結構少ないんですよ。敦賀って先進的なんですよね。
 なので、公園づくりにつきましても、東京で今2か所、始まったばかり、元年だということなんですけれども、じゃ敦賀でもやりましょうよ。小川部長、いかがですか。

○都市整備部長(小川明君) インクルーシブ公園、今現在、敦賀市の公園については老朽化した遊具の更新が中心で、今回ちびっこ広場がリニューアルということで大規模な改修、1億を超えるような改修になったわけでございますが、今後そのような大規模な公園を改修するような場所が出てくれば、そういったインクルーシブというところも視野に入れて取り組んでいければなと考えているところでございますが、現在はどうしても公園の遊具の更新が中心というところでございますので、そういった予算配分等々の事情も御理解いただければと存じます。

○14番(前川和治君) インクルーシブという言葉も、いろいろ東京の公園も調べていただきまして、ありがとうございます。
 始まったばかりの概念で、日本ではあまり浸透していないけれども、東京のほうでは、もうそういう障害のある子もない子もみんな一緒に遊べる公園づくりをやっていこうよというそういう姿勢になりつつありますので、多分これって全国的な潮流になるんじゃないかなと思います。
 今後、調査をまたどんどんしていただきまして、次の公園改修に取り入れていただきたいと思います。
 それでは、運動公園以外の公園について質問させていただきます。
 敦賀市内には200近くの公園がありますが、大体遊具も横並びで、同じ顔の公園が数多く存在しております。地域の公園には地域の声を反映した公園づくりが必要だと考えるため、子育て世代が多い地域の公園には遊具の設置、高齢者世代が多い公園には健康器具の設置、防災面で公園使用をしたい地域はベンチがかまどになるような防災公園にするなど、市内全ての公園の再生を一度検討し、みんなでつくる公園整備、市民参加型の公園づくりを目指してはどうかと思いますが、見解を伺います。

○都市整備部長(小川明君) 近年の人口減少や少子・高齢化を踏まえ、地域住民と行政が連携しながら公園の魅力向上を図るとともに、適切な公園管理を行ってまいりたいと考えているところでございます。
 公園の再編や遊具などの施設の更新、改修に当たりましては、区長様からの要望や市民からの提案メール等の御意見を参考とさせていただきながら、地域の特性に配慮した機能を有した公園や地域住民の要望に寄り添った施設を備えた公園を目指してまいりたいと考えているところでございます。
 また、地域の住民団体により日常的な管理を行っていただく公園等自主管理協定制度を平成24年度より導入しており、また、自主的に区長さん自ら奉仕活動という中で公園を管理してもらっている地区もございます。
 こういったことを踏まえながら、地域住民主導の公園管理、運営の推進を図るため、今後も地域の自治会と協議してまいりたいと考えいるところでございます。

○14番(前川和治君) 私の家の近所にも多分4つ5つぐらいの小さい公園があるんですけれども、公園というのは地域の資産なんですけれども、ほったらかしになって草ぼうぼうになっているところも数多くあります。また、近所の公園に不満を持っている方も多くいらっしゃいます。特に子供です。
 公園づくり、公園の再整備を市民参加型で行うことで、地域ニーズですとか市民ニーズ、子供ニーズに合った公園づくりができると思っております。
 コロナ禍の中、自然災害が多い中で、公園再生を市民と地域と一緒になって行っていくことは、子供も大人も喜ぶ最高の事業になると想像しますが、市長の見解を伺います。

○市長(渕上隆信君) 先ほどから小川部長が苦しい答弁をしているんですけれども。
 市内の公園は169か所あるんですが、その遊具の維持管理、また先ほどおっしゃったように草刈りとか、そういうこともやっていかなくてはいけないので、その中の予算の中でどうやり繰りしていくかということが一つあります。
 また、地域の方々と協定とか結ばせていただいて、お手伝いいただいているところもありますので非常にありがたいと思っておりますが、多くの声は草が生えてきたから刈ってくれみたいな話になってしまうんですね。自分らが使うから、じゃ自分たちで何とかしましょうかじゃなくて、そういうふうになっていますので、まずそこから何とかしていかなくてはいけないというふうに思っています。
 その中で、いかに住みよいことをしていくかということと、もう一つは、たくさん小さい公園が点在していますので、何とかそれをまとめられないかなということも考えていかなくてはいけないだろうということを考えながら進めたいというふうに思っています。

○14番(前川和治君) 地域内の公園につきましては、高齢化で草刈りができなくなったりとかという地域の声も私はお聞きしております。ちなみに、私の周りの公園につきましては結構きれいな感じで草刈りしています。
 やっぱり地域の公園は、そこに住む、近所に住む方々にとっては資産で大事なものだと思います。なので、せっかく家の近所に遊べるところがあるのであれば、もうちょっと手を、お金を、予算をかけていけばいいんじゃないかなというふうに思いましたので、提案をさせていただきました。
 今までは公園といいますと憩いの場、子供の遊び場という面が大きかったと思うんですけれども、今の時代は、もうける公園、もうかる公園、健康づくり公園、防災公園など公園の用途というのは多様化していっておりますので、市民参加型で公園の再整備を推進していただきたいと思います。

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