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致知2024年8月号「総リード 特集 さらに前進」を読んで


「悟った後も修養を続ける」
さらりとすごいことが書いてあると思った。悟りとは、人間の人生のゴールの一つだと思っていた。だが、悟ったとしても終わらず、生涯、修養を続けて、前進し続ける様に戒めている。その生き方の代表例として、二宮尊徳があげられている。

その教えもいくつか書かれているが、特に、大自然の営み、天から直接、教えを受けていることに感動する。天地大自然の恵みを一言、「太陽の徳」と表している。ものすごい恵みが、毎日当たり前の様に自分の頭上を通過していることに思いを馳せる。また、受け止める側の成長意欲、意志や、氣力が大事であることに注目していることにも、なるほどと思う。自らの意志で移動することができない植物をイメージしていると「運命は自分の責任」という言葉がまた響く。置かれた環境が過酷であっても、自ら切り拓き、芽を出して、伸びていけるかは、まさしく自分次第なのだ。

そして、人の心を開き、愛を注ぎ続けることを生涯やめない。「万民を安んずることに徹する」とあるが、理屈をそうだと理解しても、実践することはとても難しい。やっているつもりのうちに、放っておいていることが多々あると反省する。それでも、きづいたことから実践する。一つずつ変えていくしかない。人たる使命である愛情をもって生き抜くことを意識して、今日も、明日も前進しよう。

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