致知2022年3月号「渋沢栄一に学ぶ人間学」を読んで
渋沢栄一の歩みを本号の文章で振り返り、出来事にぶつかって変わっていくことの大切さを感じる。大切なのは、どのようにかわるかであり、その背景に自分の芯を持っているかどうかである。
渋沢の場合は、この国を何とかしたいという志のもとに、国を豊かにするために、あきらめず、くらいつき、目の前の人や出来事に尽くしていたのだと思う。そして、年を重ねるごとに、人間が完成されていき、晩年は美しいエピソードがたくさん残っている。
「天意夕陽を重んじ、人間晩晴を尊ぶ」と書かれている通り、朝陽と夕陽の美しさは異なる。人間の人生においても、子どもが周囲にもたらす明るさと、円熟した人生が導いていくれる光は異なる。天が与えてくれる自然のサイクルは、そのまま私達の人生のあるべき姿を示してくれているのだと、改めてこの言葉をもって知ることができた。
30代後半、まだまだ太陽は昇りきっていないはずだ。毎日を大切に、挑戦を続けるとともに、孔子や渋沢栄一の様に、真心を尽くして、人に尽くし切った生き方をしていきたい。
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