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10年後の自分を創造するために ①

学生の頃から絵を描くことが好きでした。
成人してからは、いつか絵を描きたいと思いながら生きてきました。
普段はそんな自分の思いをすっかり忘れているのですが、なぜかしら突然お客様から「大人の塗り絵」の冊子をプレゼントされたのでした。「えっ!?なぜ??」私にとっては大きな驚きの出来事でした。
絵を描きたいと思っていることを今まで口にしたことはありませんでした。ましてやお客様からお花とかお土産のお菓子をいただくことはあっても、まさかの塗り絵をいただくことになるなんて夢にも思わなかったのです。

4~5年前だったでしょうか、大人の塗り絵が流行った時、興味は持っていたのですが流行りに乗ることができませんでした。だから今回お客様からプレゼントをいただいたのを機に塗り絵を始めてみようと思い立ちました。
さっそく色鉛筆を買い揃えようとネット検索していたら「水彩色鉛筆」なるものを発見!!な、なんですと!?色鉛筆を水のついた筆でなぞると水彩画になるという画期的なものが世の中には出現しているようでした。私が知らない間に色鉛筆も進化しているのですね!
さっそく高級なファバーカステルという水彩色鉛筆を買い、ほんの少し塗り絵に色を置いてみたのですが・・・塗り絵を甘く見ていましたね。。。人の書いた図案に自分が色をつけていくなんて、自分の中では「ありえない話」のように感じてしまいました。そして、あまりにも下手すぎる自分の実力を認識し、唖然としてしまった私。そう、簡単に心がポキっと折れました。(折れた時、その音がリアルに聴こえたような気がしました。)
当然のことながら、塗り絵は出足を挫かれた状態のまま全く進展せず、結果、塗り絵冊子は埃をかぶったまま放置されることと相成りました。
でも、絵を描きたいという気持ちとやる気だけはどんどん膨らみ続け、色鉛筆の数も増えていき、最高級水彩紙のワトソン紙&ヴィファール水彩紙なるものもどんどん増えていきました。

ある日の深夜のことでした。
ふとワトソン紙が目に留まりました。買うだけ買って温存し続けていたワトソン紙の材質が妙に気になり、封を切って1枚取り出してみました。ハガキサイズのその紙は表面は少しザラザラしていて凸凹があります。真っ白ではなく生成り風な色合いです。
絵を描きたい気持ちは強くなっているのに、何を書いていいのか分からず、描きたいものも見当たらず、最初の1歩を踏み出せずにいる自分。
絵を描きたいという漠然としたものしか持っていなかったので、描けないのは当たり前。そうだ!まずは1本線を引いてみよう!そこから何かが始まるかもしれない!!ナンテコトを思いまして、PCの画像フォルダに保存されているシンプルなものを探してみました。クリスマスに頂いたカードが目に留まりました。簡単明瞭なラインの絵なのでこれなら描けるかもしれないと思って、手元にあったシャーペンで先ほどの紙に描いてみました。
自分でも不思議なんですが、スラスラと迷いなく3分かからずに描けました。その絵が こちら⇩⇩⇩です。

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決して上手とかそういうレベルではないことは知っています。でもね、この時思ったのです。「いけるかも!!」と。
何がいけるのか自分でも分からなかったけど、「いける!!」って強く思えたのでした。もちろんこの思考回路には全く根拠がありませんでした。
だけどその時の不思議な感覚の中で「1日24時間ある自分の持ち時間の中の5分~10分を絵を描くことに費やしよう」と決めたのでした。
2020年4月21日の出来事でした。

まず、1か月間このお絵かきを続けてみよう!!
そう決心した時に思い描いたのが、10年後の私。
下手でも、才能がなくても、続けることさえ出来たら自分が書き記したかったものが見つかり、いつか描けるようになっているかもしれません。
出来ることならば人を癒すことの出来るような絵を描きたい。。。たった一人の人でもいい、その人の心に何か響くようなものが描きたい。。。と思ったのです。もしかすると、私はずっとそういう思いを持っていたのかもしれません。
「出来るか、出来ないか」ではなくて、「やるか、やらないか」ですね。
やり続けさえすれば何かの形は残ることでしょう。10年後の自分が、やらなかったことを後悔するよりも、やり続けた自分を笑う方が性に合ってる。
とにかく最初は猿真似から始めようと思います。目についたものをどんどん描いていくつもりです。そう決めました。
ちなみに2枚目の絵はこちら⇩⇩⇩です。うふふ。

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なんじゃこりゃぁぁぁ~と思われたかもしれませんが、こちらは「ゼンタングル」というもので、パターンアートの描き方の一種だそうです。絵を描くことになじみがない人でも創造性を発揮でき、ストレス解消や瞑想的効果があると言うシロモノですが、私は線引きの練習として書いてみました。1日の持ち時間が5分~10分なので、かなり雑に仕上がっています(⇦言い訳)まさかこんな初期段階の変な作品をネット上に放り出すなんて夢にも思っていなかったのですが、太っ腹にデデデーンと出してみました。はちゃめちゃなフリーハンドの怖さが遺憾なく発揮されております(汗)

こうして、案ずるより産むがやすしで、お絵かきは大変スムーズに始まりました。超初心者ではありますが、楽しさは想像以上でとても幸せな時間を過ごせるようになりました。(まだ2枚しか書いてないけど。。。)

ところが、です!!
次の3枚目に書いた絵に「こんなことがあっていいの!?」という鳥肌ものの発見(出来事?)があったのです。その瞬間、手も止まったけど時間も止まりました。私は完全にフリーズし、頭の中は真っ白になりました。

今まで点と点だったものが、突然、線で繋がったというか重なり合ったというか・・・何もかもが時空を超えて繋がってしまったような、私の中ではとてつもなく衝撃的な出来事がありました。
半面、「そうなんだ。。。」というような不思議な肚落ちをしている自分も居ました。人生には何かしらのターニングポイントがあると思うのですが、今回の出来事は私の中でたぶん「小さめのターニングポイント」でした。(このターニングポイントが大きいのか小さいのか、いつかハッキリ分かる日がくるように思います。)
これだから人生面白すぎる!!と思わず笑いがこみあげてきました。

当初の目標である「1ヶ月間続ける」というのは無事達成出来ました。最初は5分~10分のつもりで描き始めたのですが、結果的に1時間近く時間を使う日もありました。日々寝不足と闘いながらも心底楽しくてワクワクしながら絵を描くことが出来て幸せでした。

人生の小さなターニングポイントになるであろう「3枚目に書いた絵」の事と、1か月間1日も休まず絵を描き続けることが出来たことが、この「note」を始めるきっかけになりました。

次回の「10年後の自分を創造するために②」で3枚目の絵の事を書き綴ってみたいと思います。
それは、例えるならば、観光で初めて訪れた場所で「あれ?私この場所に1度来たことがある!!」と思ったことはありませんか?
なぜか分からないけど懐かしくて仕方がなかったり、妙に嬉しかったり、時には意味が分からず涙がポロポロ溢れてしまうような、そんな場所に出会ってしまったコト、ありませんか?
来たこともないはずなのに、あそこの道を右に曲がったら神社があるはず!なんてことを感じて行ってみると、そこにはちゃんと神社があったりするような、そんな摩訶不思議な感じの話になるかもしれません。
文筆達者ではないので書けるかどうか分かりませんが、少しずつお話していこうと思います。

     続きはこちら ⇨  「10年後の自分を創造するために②

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