【雑記】所詮は「論客」ラジ（2020.09.26）
「知らないジジイの葬式代を自分の税金から出すのは納得できない」というなら知らないジジイの生活保護費や医療費が自分の税金や健保料から出るのはどうか。
— PsycheRadio (@marxindo) September 25, 2020
語尾に「ラジ」をつけることで有名な論客だが、中曽根康弘・元総理の葬儀に対して《知らないジジイの葬式代を自分の税金から出すのは納得できない》などと言っている人なんているんでしょうかね。問われているのは、元総理とはいえ国費（しかも本来はCOVID-19対策に使われるはずの予備費！）で大々的に葬儀を行うこと、第二にそもそも中曽根元総理がイギリスのサッチャー元大統領やアメリカのレーガン元大統領と共に公共セクターの民営化を進めて緊縮財政を行ってきた政治家であり、そういう政治家に対して税金を使って葬儀を行うことの是非を問うているのではないか。
もっとも「知らないジジイの生活保護費や医療費」については憎悪を燃やす「若手論客」が少なくないのが悲しい事実ではあるのだが、この論客のように（本来は自民党の党費でやるべき？）葬儀と社会保障や高齢者福祉を同列に並べること自体がナンセンスなのだ。
「ほとんど誰も言っていない問題設定をでっち上げて反政府、左派的な言説を嘲笑する」「全く次元の違う問題を同列に並べる」という「自称中立」論客仕草、まことにありがとうございました。
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【追記】念のためツイートを辿ったらこんなのもあった。
しかし失言する個人よりもこの「女の人が出世するにはクソオヤジがガハハと笑うようなことを自分から言わないとならない」ということを批判するほうが大事なんじゃないかとは思うラジね。
— PsycheRadio (@marxindo) September 25, 2020
していないとでも思ったか。杉田水脈の発言については杉田本人もさることながらそれを生み出す自民党もとっくに批判の対象である。
【追記2】2018年のビジネスインサイダーの記事。（著者：竹下郁子）
【追記3】そういえば私も女性や若い世代が右派論壇に利用される構造について書いていた。
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