2021年…それは中国共産党結成100周年
2021年は東京五輪だけではない
来年2021年は、中国共産党結成から100周年の年です。
1921年7月23日、上海で中国共産党第1次全国代表大会(第1回党大会)が開催され、結成されたとされています。
2021年7月23日は中国にとって威信をかけた日であることは明白ですが、同日が東京オリンピックの開催日になってしまいました。まぁでもここには政治的な意図はないと思います。
国を上げていち早く経済を回復させる必要があった理由の1つに、この100周年が来年に迫っているということもあるのだと思います。2021年は間違いなく、そのメンツにかけて、共産党としての権威を世界中に誇示し、世界最大の経済大国にのし上がったことをアピールするでしょう。
中国が嫌いな方にとっては、ドギツいほどの光景に映るかもしれません。でも、コントロール不可能なことに感情を入れても仕方ないのです。
2021年をどう考えるか
ということで、中国企業は否が応でも新製品・新サービスの発表のために、これも威信をかけて猛烈にそのチカラを見せつける必要があります。中でも、100周年の前年にアントグループが上場するということは、長い歴史観で見た時に、1つの中国の象徴であると考えています。
つまり中国企業は、投資に値します。
他の国は分かりません。日本は良いほうだと思います。アメリカは中国共産党の鼻っ柱をへし折りたいので(無理なのですが)、誰が大統領になろうと嫌がらせを止める事はないと思います。
注目企業
中国のデジタル人民元を考えると、「時代の寵児」的な企業はアントグループでしょう。そんなこと誰でも分かってるよ、と言われそうです。
どの先進国も、もう中国の真似が出来ない時代に突入してしまいます。これは大げさではなく、TikTokのアルゴリズムの脅威に気づいたアメリカを見ていれば分かると思います。
今までピックアップしてきた企業も、引き続き要注目です。アリババ、テンセント、シャオミ、美団点評。私が個人的に好きなOnePlusも、アメリカでの5G端末投入で、存在感を増すと思います(いじめられそう)。
アントグループの株、超絶欲しいです。
グレーな世界を泳ぐ
最近思うのは、白黒つけたがる日本人、Yes/Noに仕分けたい日本人がたくさんいるということです。世界にもたくさんいます。中国は悪い。共産党は悪い。不倫は許さない。犯罪者はテレビに出るべきではない。映画も上映すべきではない。等々。
そもそも不倫は法的な罰を受けないのですから、当人達が解決すれば良い。それを大々的に報じてしまうメディアも、一体何の意味があるのでしょう。
不倫をして良いとか、違法なことをして良いということでもありません。ただ、私達が生きている世界は白と黒に別れているわけではなく、境目の曖昧なグレーな世界。白か黒か答えを導き出す教育は、義務教育で終わりなのです。
大人であるならば、外側にある世界がグレーであることを認め、多様性を受け入れ、その中で自分なりの考えを生き方に反映していく。白か黒を求めたり求められたりするので、「自分は間違っているのか」という思考になってしまうのです。
大丈夫、あなたは間違ってはいない。なぜなら、答えは1つではないから。
中国に関しても、世界に完璧な政府が無いのと同様、悪いところはあるでしょう。でも、そこを見ていても何も見えてきません。人も国も、良いところを見る。中国が今以上に、国際社会で受け入れられるようになるためには、自ずと浄化作用が働くはずです。だから注目してあげれば良い。
著作権問題も、こうやって自分で解決するでしょう。
データをどう使おうと、命までは奪われませんから。曖昧で不確定な見えない恐怖に怯えていたら、時間はあっという間に過ぎて行きます。グレーな世界で、生きる知恵を学んで行きましょう。
あぁ、アントの株…
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