「暗い」と言われた私は、アナウンサーになった【テキスト版】
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小学校6年生の2学期だった。
「せんせー、あの子暗いんよー」
クラスのガキ大将的な男子が言った
クラスみんなの顔が一斉にうしろに向いた。
教室の一番うしろに座っていた私は、
急にみんなの視線を感じてハッとする。
え?わたしのこと?
その日、担任のおじさん先生はお休みだった。
隣のクラスの若い先生が自習の様子を見にきたときのことだった。
先生は
教室に入ってくるとす