櫻井翔 未来への言葉展 入り口前

そんなこんなでやっと到着しました、六本木ミュージアム。

ただいま15:15です。
入場は16:00〜16:30。
キャリーケースは事前にお預かりします、とHPにありましたので、メモとペンを取り出してささっと書きました。

[私は耳が聞こえません。キャリーケースをお預かりできますとありましたが、預かって頂けますか。]

外で監視をしていた、揃いのTシャツを着たスタッフさんにメモを見せました。

スタッフさん………行動が早すぎです。
さっとメモを見るなり、(少し待って)のジェスチャーをされ、耳元のマイクで何やら通話をしております。

1分もしなかったでしょうか。

奥の方から同じシャツを着たスタッフさんがにこやかにショルダーバッグからメモとペンを取り出し

[お荷物はお預かりします]

[スーツケースの中にお財布とか大事なものは入っておりませんか?]

さっと滑らかに書いてくださいました。

さっと。

さっと、です(2回目

聞こえる人、聴者が筆談をするのって、あれだけ「さっ」と書けないものなんですよ(私主観です)

さっとメモにペンを走らせます。

……字が小さいです……スタッフのお姉さま……

恐縮しつつ、こちらも(少し待って)のジェスチャーをし、バッグから老眼鏡を取り出しました。

ふむふむ。

ちゃんと読めます。

ないない、OK、とジェスチャーをしました。
スタッフさん、番号札を取り出しました。
7番の番号札を受け取りました。

[しばらくお待ちください]
と、ご丁寧に書いていただきました。

さあ、身軽になりました。
ようようたどり着いた喜びを
(しつこいようですが、六本木駅から徒歩7分が1時間かかりました私です)
翔ちゃんの看板と共に友人らにお伝えしたく、写真を撮りまくりました。

櫻井翔ちゃんもそうですが、それ以上に太陽が……眩しいです……

心配してくれた友人からの怒涛のLINE数がすごいです。
そりやそうですよね、【六本木駅着いたー】〜からの1時間経過しておりますから、もしや迷子?と心配してくれたのでしょう。【ちゃんと着いたん?】【場所わかる?】【大丈夫?】怒涛のLINEです。

暑かったので、涼しいところへ移動しました。大きな木の柱がありました。そこにもたれかけて必死にLINEの返事に追われておりました。

すると、先ほどのスタッフさんから肩を叩かれました。

「ここ、ダメ」と両手をバツしてみせてくれました。木の柱は櫻井翔ちゃんの個展のひとつ、オブジェだったのでした。

わわわわ…申し訳ないです!私としたことが!!

すぐにあとさずりいたしました。

スタッフさんが腕時計を指差した後、片手で「4」を示してくれ、さらに並ぶ場所に誘導してくれました。

なんてお優しい……
放送が聞こえない私のために、わざわざ呼んでいただけたようです。
指定された並ぶ場所には、私が一番前でした。
スタッフさん…神ですか!

15:40です。
入場まであと20分です。

次第に私の後ろに列が並びはじめました。

暑かったのですが、それも苦にならない位、ひたすら16時を待ちました。

16時になりました。スタッフさんが、ドアの前のチェーンを外し、手であちらへどうぞ、と誘導してくださいます。電子チケットと本人確認照会するためにまた並ぶのですが、ところどころ壁に張り出されている翔ちゃん……尊いです。まぶしいです。ようようたどり着いた身にはとても光り輝いて見えます……… 

もちろん写真撮影OKエリアです。
何たるファンサ………
もうすでにめまいがしそうです。

さらにさらに…これが例の………
松潤が訪問してハートを作った場所…………
なにその翔潤伝説……
尊いが過ぎますです

松潤よろしく、片手ハート作って一緒に撮影する方々でいっぱい。

あいにく私、おひとりさまでして…いいなあ〜と横目に微笑みながら前は進んでいきました。

電子チケット受付待ちです。
受付スタッフさん、また耳元のイヤホンで何やらゴニョゴニョしておられます。

前の方の手続きが終わり、受付がひとつ空きました。
スタッフさんが、私にわかるようにわざわざ手招きしてくださり、さらに「あちら」と空いてる受付の方へ指差ししてくださいました。

なんということでしょう……スタッフさん方のホスピタリティ、素敵すぎませんか……

耳元でゴニョゴニョされておられたのもきっと、耳の聞こえない私の情報だったと思われます。

受付へ、スマホの電子チケットと身分証明書を提示しました。
受付スタッフさん、これまたスラスラと

[こちらのチケットとコースターをお渡しします][このチケットは3つのブースごとに提示してください][スタンプ押します]などスラスラと書いて教えてくださりました。

なんというホスピタリティ!!

思わず感激しすぎて、こちらの手が震えてしまい、うまく書けなかったので私なりの精一杯のお辞儀でお返しするしかありませんでした……

ありがとう……スタッフの方々………
おひとりさま参加でとっても不安だった、私の心が温かなスタッフ方々のホスピタリティのおかげで少しずつ、溶けていくようでした。

さあ、いよいよ入り口です。
スタッフさんが「こちらでお待ちください」と、言葉展の入り口前で並んでおとなしく待っておりました。


まだまだ続きます

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