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寒露

草に降りた冷たい露の事。
二十四節気のひとつ。
夜が長くなり、露が冷たく感じられるころです。

朝晩の冷え込みはあるものの、空気が澄んだい秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。
冬鳥が戻ってきて、紅葉が始まり、本格的な秋の到来です。

農作物の収穫もピークを迎え、農家は大忙し。霜が降りる前にと作業を急ぎます。

49侯 季節の言の葉
鴻雁来る(こうがんきたる)

雁が北から渡ってくる頃。
冬を日本で過ごす渡鳥のことを『冬鳥』と言います。その年に初めて訪れる雁を(初雁ハツカリ)
渡ってくる頃に吹く北風を(雁渡カリワタシ)といいます。
季節の食材:林檎
毎日林檎1個で医者いらず
中医学では中庸に分類
100種前後の品種がある万能果実

季節の料理:りんごの塩ポート

50侯 季節の言の葉
菊の花開く

菊の花が咲き始める頃。
この時期、青空が晴れ渡ることを(菊晴れ)といいます。
菊の花は奈良時代、中国から日本に伝わり、初めは薬草として使われていたそうです。
季節の食材:舞茸
毎年同じ木、同じ場所に生える。ひだに厚みがあり、シャキッとした手触り、大株をきりわけたものが美味
季節の料理:舞茸と牛肉の卵とじ

51侯 季節の言の葉
キリギリス戸に在り

キリギリスが戸口で鳴く頃。昔の人はコオロギをキリギリスと呼び、この頃のキリギリスはつづれさコオロギといわれています。
夏から冬にかけて、鈴のような音色を響かせます。

季節の食材:青梗菜
中国伝来野菜。
和名は体菜
葉柄部分は加熱しても、シャキシャキで和洋中華料理に万能。
レシピ:青梗菜のオリーブ炒め


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