8番らーめんのこと
唐突だが、週刊少年サンデー上で連載されている「天野めぐみはスキだらけ!」というお色気ラブコメ漫画がある。
金沢を舞台にしているために、福井県出身の俺などはたまにニヤリとできるのだが単行本4巻の最後に「8番らーめん」に行く話が掲載されておってなあ。
8番らーめん、それは北陸三県出身者のソウルフードと言っても過言ではない。
なんとタイ王国に100店舗以上あるのも不思議ではあるが、元々は1号店が国道8号線沿いに作られたためこの名前となった。
そうそう、「8番ラーメン」ではなく「8番らーめん」と平仮名で表記すること、ここ重要。
主力は野菜らーめん、まあいわゆるタンメン系で塩、醤油、味噌、とんこつがある。太麺で「8」と描かれたカマボコ、メンマとチャーシューが乗るところが関東系タンメンとは差異のある部分だ。
子供の頃はとんこつがなく、メニューも3種の野菜らーめんと8ちゃんめん(シンプルな中華そば)のみだったのが、現在では酸辣湯麺やら色々増えている。
俺のようなここでラーメンなる食べ物を知った世代は野菜ラーメンがやはり鉄板である。
さて、上記の漫画の中では主人公は「塩野菜らーめん」、ヒロインのめぐみちゃんは「味噌バターコーン野菜らーめん、Cセット(唐揚げ)」を注文していて「お主、分かっておるな」とw
記憶をたどれば、昔から主流は味噌か塩か。そして味噌バターというのは我が家では敬遠されていたが、他の客はよく食べていたように思う。
作者のねこぐち先生は「Bセット(炒飯)一択」と言っているが、ぶっちゃけここより旨い炒飯はいくらでもあr
そんなわけで俺も帰省した時はスキを見て野菜らーめんの塩、おまけにCセットの唐揚げチョイスである。この胸肉の唐揚げは比較的新しいメニューだが、同時期に導入されたエビ春巻きの滅亡を尻目にメインとして生き残っているのはやはり柔らかくて美味いからだろう。
近年は年に2回ほど帰省しているが、その時にしか食べられないので、死ぬまでにはてあと何回食べられるものか…俺としては最後の晩餐の最有力候補ではある。
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