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2020.5.23

土曜日の朝です。
昨日は不思議と何をやろうとしてもイマイチやり切らない、そんな日でした。まあ、そんな日もありますね。

一転、今日は起きてから、コーヒーを淹れて、それを飲みながら、風呂の中で本を読みました。風呂の中での読書は、子供の頃から続く習慣です。健康に良いのか、悪いのか。

ヘミングウェイの「移動祝祭日」の中から「空腹は良き修行」という文章。
ヘミングウェイは遥か昔に読んだ「老人と海」とこの「移動祝祭日」しか読んだことないのですが、結構好きかも。
簡素でシンプルな文章と評されるのを読んだことがありますが、和訳文もやっぱりそういう文章の性格を意識してるのでしょうか、とても読みやすいです。

今、このnoteを始め、ネットの中には沢山の文章があって読み物に事欠きませんが、たまにこうして文庫になった古典本を読むと、やっぱり文章がうまいような気がするし、扱ってる話のタネも面白い。

最近チラチラとつまみ読みしてるのが、
「移動祝祭日」ヘミングウェイ
「Carver's Dozen」レイモンド・カーヴァー、村上春樹訳
「知的な痴的な教養講座」開高健
「ナショナルストーリープロジェクト」ポール・オースター編 柴田元幸訳

いやはや、ドンピシャリな読書傾向でお恥ずかしいですが、好きなのだから仕方ない。

作家のエッセイで好きなのが、しょうもない日常を書いた文章。
金がないとか、誰彼はろくでもない奴だとか、やることがなくてそこらをほっつき歩いて酒を飲んだとか、そんなしょうもない日々を飾らずに書いている文章を読むと、何故か僕は落ち着くのです。

世界に名だたるような作家達もしょうもない日々を過ごしておるのお、同士よ、と恐れ多くも思うのです。

それでは、良い一日を。

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