YouTuberと私

 YouTuberっているじゃないですか。僕はよくぼんやり見ちゃうんですね。最近はテレビタレントと違って配信が主になっていて、リアルタイムで雑談とか聞けるわけじゃないっすか。僕は全然やらないですけどコメントして有る程度双方向でコミュニケーションを取れるわけで。人と関わるにはエネルギーがいるけれど人の存在を感じたい僕みたいな根暗ボッチにはとても刺さるわけです。

 リスナーに対して砕けた態度を取り、くだらない話までたっぷり時間をとって話してくれる彼らは、仮想的に僕の友人になってくれます。しかも相手の時間を取ってしまうという意識が強い僕にとって、受動的に受信できる上アーカイブで時間を選ばない彼らの話はとても聞きやすく、楽に付き合うことができます。

 ですがまあ当然、彼らは僕の仮想友人になってくれても、僕は彼らの友人にはなれません。双方向で関係を築ける対象ではありません。彼らにのめり込みそうになる度、それが代替物であることを意識し、ブレーキを掛けようとする自分を感じます。こういうブレーキのかけ方でハマりきれない事柄が僕には多すぎる気はしますが、それも含めて僕のあり方なんでしょうね。であればそのブレーキを受け入れ、ちゃんと人と関わらないとなぁと思うわけです。

 なんの話だっけ。多分これかな。クソボッチオタクだけど仲良くしてねって話。画面越しの存在に比べると面倒なとこが多いけど、それでも俺と友人やってほしいねって話。あーでもこのご時世普通の友人も画面越しかもしれませんけどね。そんな感じ。

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