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屋台 神社 島

後鳥羽天皇がまつられている隠岐神社が、
御創建80周年を迎えた中で大祭を開催している。

鳥居をくぐってすぐのところでは、ちびっこ相撲をやっていて、
応援する大人・子供の声で賑わっていた。

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運動会では順位も関係なくほのぼのしているのに、
この相撲大会で負けると子供たちはなぜか号泣する。
土俵という場所、神社という場所になると、
ぶつかり合うことに目覚めてしまうのだろうか。

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相撲大会が終わり、夜神楽を見る為に、参道をのぼっていく。
拝殿に続く階段の手前では、崎地区の青年団が屋台を出していた。
崎地区は、島食の寺子屋がある地区で、なにかと青年団が元気である。

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漁師もいれば、大工も、みかん農家も、役場の職員もいて、
職業も年齢もばらばらだけど、色んな行事を一緒に作っていく。
バンドを組んで150人規模の夏フェスをやったり、とにかく祭りが好き。

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漁師さんが自分でとった鱸とアオリイカを、ピザ窯で焼いてシーフードピザを出したりしている。付加価値をつけるのは、漁師が一人でもできてしまうのかと驚いた。

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徐々に暗くなっていく中で神楽が始まる。
雨も心配されていた中で、ブルーシートを被せながらの舞台。
いつもは小さく見える拝殿が大きく見えたし、
後ろにある森がこんなに深い森だったっけなと思った。

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観客が神楽を見ているかたわら、出番を前にした親子が舞台裏へと歩いていく。まだ小学生であろう小さい背中と、拝殿の真っすぐな模様が重なって、昔からずっとその光景があるかのように感じた。

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神楽が休憩に入り、拝殿から屋台の方を覗いてみると、
島の大きな景色を後ろにして、屋台が小さく静かに光っていた。

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