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インプットが絶望的に苦手な話

インプットが苦手だ。


幼い頃は暗記するのが得意で、どうでもいいことやそうでないことまで、あらゆることを記憶して親に話しては呆れられていた。


それが今はどうも苦手だ。


いつからかインプットするのがとても苦手になり、最低限のインプット量で及第点のアウトプットをするようになった。授業も30分が経過すると次第に内容が入ってこなくなる。本や論文を読んでいてもそうだ。

原因はいくつか考えられて、まず一つは集中力がないこと。そして二つ目が知識や興味がないこと。

集中が続かないと知識は入ってこなし、知識がないと興味や関心が湧かない、そして第一に内容の理解ができないため集中ができない。
要するに、インプットを試みるたびに負の連鎖に陥っている。


大学の教授で凄まじいほどのタスクをこなしている方はとにかくインプットの量と質がすごい。研究、研究費の獲得、講義の準備、講義、講演、研究室運営、プライベートetc. あらゆるストレスフルで時間のかかるタスクをこなしていて、それでいて平気な顔をしている。
そんな方は本当にインプットの量と質が圧倒的だ。それゆえ思考のパターンや軸、レベル、速度がどれも桁違いになっている。


研究活動にはインプットが欠かせない。頭に何もなければ、適切に手を動かすどころか思考すらできない。以前twitterを眺めていたら「博士の人はどんな分野であれ知識をインプットすることに抵抗がない」という主旨のツイートを見かけたが、それは的を得ていると思う。

自分が会ってきた中で、博士号を持っている方や博士課程に所属している方はもちろん、博士課程進学を予定している方は皆さん知識を吸収することに抵抗がない。 常に論文や文献を読みインプットをしているし、それゆえに研究に関するあらゆることのレベルが高い。

研究に向いているかどうかの指標の一つはそこなのかもしれない。
インプットをどれほどストレスを感じずにできるか、そして、それをどれほど続けられるか。学部の成績は悪かったが、研究を始めてから素晴らしい成果をあげておられる方は少なくないが、そのような方もインプットに抵抗がないのかもしれない。


ではインプットが苦にならないようにすればどのようにすればいいのか。

それは勉強で感じたストレスは勉強することでしか解消できないのと同じで、インプットが苦にならないようになるにはインプットをするしかないと思う。とりあえず量を意識してインプットを頑張ってみようと思う。









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