見出し画像

「お墓物語」という置き土産

私は石材業界の団体、日本石材産業協会というところに所属していて、
ここは少し変わっております。​

​石屋さんの全国組織

石屋さんの団体って言えば、
「寺内貫太郎」みたいな親父が集まって仕事のことを相談。で時々、石屋同士でけんかして、そのけんかした同士が親睦旅行で仲直りする、みたいな団体を思い浮かべますが、ここは全然違います。

全国1200社ほどの石材店や関係業者の会員ですから、いろいろな人がいます。いろいろな考えを持っています。中には「商売のタネを探しに」来ている人もいるでしょう。自分の商売の売り込み先を探している人もいるでしょう。でも、たくさんの会員がいるという事は中には本当にとてつもない見識、技能、知識を持った人もいます。私など到底及びもつかない程のプロフェッショナルです。
そして、「お墓」愛に溢れた人もたくさんいます。世間ではまず見かけない希少な人々です。私自身が実は「お墓」が大好きで、おそらく日本一だろうと確信していたんですが、全国では「甲子園」の一回戦が勝てるかどうか、のレベルだということをこの団体に入って理解しました。
上には上がいるんだな。。。
そういった人々に、学び、支えられてもう10年以上が経過しました。

「もう10年もいるんだから、何か恩返しした方がいいのでは?」
という気持ちになり、今年の春から「顧客満足推進委員会」というこの巨大な団体の中で、ほんとに唯一、エンドユーザー(お客様)に向き合うチームのトップに立たせていただきました。

一番の不安とは?


ホントに私のような「家族経営」の小さな石材店にそんな大役が務まるのだろうか?

その気持ちは常に持っています。不安だらけです。
東京までちゃんと行けるんだろうか?東京まで片道5時間。往復10時間かかります。一泊すると約5万円の経費が。。。(^_^;)
約30人オーバーの委員会としては最大規模の委員会です。チームのみんなが付いてきてくれるんだろうか? 
事業をするには常に「理事会」「常任理事会」と言った会議で承認を得なければ進めることが出来ません。承認を得られるのか?
本業の石材店も波があって忙しくなってくると、常に向き合っていけるだろうか?
そして、一番の不安は、「何をやったらいいのかが、分からない」ということです。ホントに正直に告白しますが、委員会は開催する必要があるけど、何をしたらいいのかが全く思いつかなかったんです。

ホントにいろいろな不安、心配、が常に付きまとっています。どこか無責任な私は「まあ、大丈夫だろう」と考えがちなのですが、さすがにこれだけはそう簡単には気持ちが切り替わりません。

前委員長の置き土産

そんな中、前委員長の能島孝志さんが置き土産として一つだけ残してくれたものがあったんです。

画像2

「お墓物語」という小冊子の制作です。

第一集、第二集の在庫がなくなり、必要に迫られて次回作を制作しないといけない、という置き土産です。能島前委員長時代、副委員長としてずっとサポートしてきて、能島前委員長の性格上、この事業は済ませておくこともできたはずでした。それをあえて、私に置き土産として残しておいてくれたんです。

この置き土産を何としてもカタチにしたい

それが最初の私に与えられたミッションだと、分かりました。
今年の3月頃に「公募」を開始。そう、ちょうど「非常事態宣言」が出た頃です。この時はホントに応募いただけるのか?という事が心配でした。(心配だらけだ。。。)
ですが、逆に作用したようです。「ステイホーム」なので、逆に応募数が過去最高を記録して、とてもいい作品を頂くことが出来ました。

この頃から私の中で、一つの下心が芽生え始めてきました。

「この素晴らしい作品をカタチにして、たくさんの人に届けたい。たくさんの皆さんに読んでもらいたい」という気持ちです。ただ制作して終わりなのではなく、たくさんの人に手渡して、読んでもらうまでを形にしないとダメなのではないのか? そう思いだしました。

そこで、もう少し調べるため過去の「お墓物語」を調べてみました。
「お墓物語」第1集、第2集ともに、実は編集の一部に関わってきていて、多少なりともその内容は知っていたはずでしたが、詳しく調べてみると、いろいろな事が分かってきました。

ダウンロード (2)

内容は素晴らしい、のですが、「非売品」だったのです。
一般の方、会員外の石材店は手に入れる術がほとんどないのです。偶然手に入れた、という方法でしかほとんど入手できません。普通に買うことが出来るのは、日本石材産業協会の会員のみ、だったのです。
会員が購入して、無料で一般の方へ配るという崇高な理念で配布していたんですが、それが障害となって、多くの方へ届いていなかったのです。
これでは、広く多くの人の手に渡すことはできません。そこで今回は定価をつけて販売することにしました。

画像3

550円という値段で、誰でも買える小冊子としました。

でも、
ただ普通に販売するだけでは多くの人に広めることなどできないはずです。
まずは多くの人に知ってもらう必要があります。そこで考え付いたのが、「クラウドファンティング」の利用です。
クラウドファンディング? なにそれ? よくわからない??
という人もいらっしゃるかと思いますが、クラウドファンティングとは、誰かが何かを成し遂げたいという思いに共感した人が支援という形でお金を払う、という仕組みです。支援をリターンというのですが、いくつかのリターンを考えました。
少しだけ定価より安く買えるリターン。
「お墓物語」Ⅲだけではなく、おまけの付いたリターン。
支援する、という気持ちを頂けるリターン
など、いくつかのリターンを考えました。

この仕組みを利用してたくさんの人に知ってもらいたいとかんがえています。

はじめてクラウドファンティングを利用していただく方には、「登録」というややこしい、面倒な手続きが必要です。
ですが、その代わり魅力的なリターンを考えました。

支援いただいた石材店向けリターン

支援いただいた石材店の方には普段聞くことのできないオンラインセミナーを付けさせていただきました。

画像4

私たちのメンバーであり、委員会の副委員長でもある株式会社ファイングの代表、川上明広さんのオンラインセミナー
「ウィズコロナ時代における石材店の役割」というセミナーを支援していただいた方、全員に付けさせていただきます。

支援いただいた一般の方向けリターン

一般の方には私自身が毎年開催しているワークショップ
「ホームセンターで売っているモノだけで出来るプロのお墓そうじ」のデータを付けたリターンも考えました。

画像5

人数は限定しておりますが、zoomを利用した実際のセミナーもリターンに設定しました。プロが行うそうじを身につけるチャンスです。

それから、石材店様向けですがお客様に向けて発行する「ニュースレター」の書き方マニュアルもリターンに含めております。ニュースレター自分で書こうかと迷っている人には、最適なマニュアルとなっています。

今回の「お墓物語」Ⅲ~つながりのものがたり~は、私たち日本石材産業協会の顧客満足推進委員会が半年以上の時間をかけて作り上げた作品です。中身はホントに素晴らしい作品ばかりだと考えます。
ぜひとも一度、のぞいてみてもらえませんか?

「お墓物語」Ⅲ~つながりのものがたり~をクラウドファンディングで販売します。興味ある方、支援いただける方はこちらから。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://camp-fire.jp/projects/view/315325


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?