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ジャカランダの花 知っとお?

おはようございます。
いきなり神戸弁で失礼しました。

昨日、ジャカランダの花を初めて撮影し、現像を終えたばかりでちょっとハイテンションです!

ジャカランダは世界三大花木のひとつで、南米(ボリビア、アルゼンチン)が原産のノウゼンカズラ科の木です。
青紫色の美しい花を咲かせ、「南半球の桜」とか「アフリカの桜」、「ハワイ桜」などと呼ばれます。
日本では静岡県熱海市・長崎県雲仙市に並木が、宮崎県日南市には森があるそうです。

その花が神戸にも咲いているとの情報を知り、下調査をして見頃を待っていました。
場所は神戸市兵庫区今出在家町4-1-29 時宗普照院さんです。
お寺の前の道路沿いに一本の大きなジャカランダが花を付けていました。

下見の時、ご住職が自ら梯子に登り、剪定されていました。
木を保護するためでしょうか、丁寧に麻縄で枝を固定されているのを拝見し、この木に対する愛情を感じます。
ご住職は若い頃、オーストラリア・ゴールドコーストに住んでおられ、街路樹にたくさん植えられていた美しい花をご存じだったため、寺院の移転の際に植えられたそうです。
ジャカランダは温暖な気候を好み、日本の寒い冬では一部が枯れたりするようですが、よく育っていると思います。
花をアップすると、ノウゼンカズラに似ていますね。
美しい色ですが花びらに濃淡の縞が入り、雌しべの先は小さな毛のようなものが付いています。

撮影しながら気づいたことは、花も美しいけれで葉の色・形も美しいことです。
写真の構図にドンドン葉を入れていきました。

こうすることで、ジャカランタの真の美しさに触れた想いがしました。
原産地では葉が出る前に花が咲き、桜のようと言われているそうですが、日本では雨が多く葉と花が一緒に出るようです。
夢中で撮影している間に日が傾いてきました。
葉の隙間からの光芒を狙ってみました。

光芒は狙い通りにはいきませんでしたが、逆光で別の姿を撮ることができました。

普照寺さんは神戸大空襲と阪神淡路大震災で被災され、檀信徒のほとんども被災した中で2010年に再建され、その時に植えられたのがジャカランタでした。

美しいだけでなく、花を愛するご住職の想い、二度の苦難を乗り越えた歴史。
そういったストーリーがよりこの花を一層美しく見せているように感じました。

花が一部散り始めており、見るなら今のうちかも。
そういえば、「花が頭に落ちるとしあわせが訪れる」と言われているそうですので、チャンスかも!

普照院のリンクを貼っておきます。




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