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【菊花賞 2022】ラップ分析で予想!本命馬はこの馬だ!

こんにちは!KAZUです。

この記事では、「菊花賞」のラップ分析と出走予定馬のラップ適性の評価、そして本命馬をご紹介します!

馬券予想にご参考ください。

菊花賞のラップ分析

まず初めに予想のポイントとなるラップ分析を取り上げます。

個別ラップからの予想のポイント

こちらは直近5年の菊花賞の個別ラップの傾向をまとめたグラフです。
赤色のグラフが阪神芝3000m開催となった昨年、各色の点線グラフが京都芝3000mとなった一昨年以降のレースを示すグラフとなっています。

京都競馬場改修のため、昨年から阪神芝3000m開催となった菊花賞ですが、昨年は上り4Fのロングスパート戦となりました。
この上り4Fのロングスパート戦というのは、京都芝3000m開催の菊花賞と変わらない傾向です。

初の3000mの長距離戦ということで、各馬道中はスタミナ温存に努め、勝負どころの3コーナーから4コーナーにかけて仕掛ける、というのが特徴と言えます。

もう一つの特徴が、ラスト1ハロンの大きな減速です。
阪神芝3000mコースで考えるとラスト1ハロンは約2mの急坂が待ち構えますので、ロングスパート戦への適性+ラストの急坂でのラップの減速化適性も求められます。

個別ラップの視点からは、「ラスト4Fのロングスパート戦の実績」、「ラスト1Fの急坂での減速ラップ戦の実績」が予想のポイントと言えます。

ラップ適性からの予想のポイント

次に独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」を用いて求められるラップ適性を分析します。
ラップマトリックスの考え方については下記をご参考下さい。

【ラップマトリックスとは】
縦軸にラップスピード、横軸に上がり3ハロン前後のラップ変化をレースペース変化指数として取り、該当レースのラップ適性を散布図としてまとめたグラフです。
縦軸からはラップスピード・時計の速さへの適性が、横軸からは前傾ラップの「底力型」やワンペースな「持続力型」、上り3ハロンの「瞬発力型」などどのようなラップ構成に強いのかが分かります。

直近5年の菊花賞のラップ適性を分析すると脚質型は持続力型が1回、バランス型が2回、瞬発力型が1回、超瞬発力型が1回となっています。
ラップスピードについては良馬場開催であれば「12.30〜12.40」が基本です。

極悪馬場となりキセキが勝った2017年の傾向は度外視で良いと考え、求められるラップ適性は「バランス型×ラップスピード12.30〜12.40」に設定します。

予想のポイントのまとめ

ここまで菊花賞のラップ分析についてご紹介しました。
ご紹介した予想のポイントをまとめます。

■求められるラップ適性に対する適性
バランス型×ラップスピード12.30〜12.40(上り3F:35秒台)
■ラスト4Fのロングスパート戦の実績
■ラスト1Fの急坂での減速ラップ戦の実績

ラップ分析以外の視点で補足的に押さえておきたいポイントとしては、「①脚質は「好位からの差し」が基本の好走パターン、「②前走神戸新聞杯組・セントライト記念が優位」があげられます。

このあたりも参考にしたいところです。

菊花賞の出走予定馬のラップ適性

ここからは出走予定馬のラップ適性について特集します。
なお評価については、S、A、B、C、D、Eの6段階で行なっていきます。

ガイアフォース ラップ適性

まず初めに想定1番人気のガイアフォースを取り上げます。
上図はガイアフォースのデビューから前走までのレースを対象としたラップマトリックスです。

プロットとしたグラフには、レース名と馬場状態・馬場指数、レース全体の上り3F、人気と着順を記載しています。
その上で赤いゾーンが求められるラップ適性です。

ガイアフォースのラップ適性ですが、瞬発力型や超瞬発力型となったレースは2着と取りこぼし、底力型やバランス型となったレースは高いパフォーマンスで勝利しています。
新馬戦は勝馬がドウデュースであったため仕方ないとしても、あずさ賞は逃げるセントカメリアを捕まえきれずに2着に敗退。

底力型となった国東特別の7馬身差の圧勝。バランス型となった前走セントライト記念の勝利をふまえると、脚質型としては底力型からバランス型が向くでしょう。

上り3Fについては35秒台前半から35秒台中盤で良積をあげており、あずさ賞の競馬の内容をふまえても、やや時計がかかった方が良いパワータイプの先行馬と考えます。

菊花賞で求められるラップ適性・バランス型のレースに対しては未勝利、セントライト記念の勝利が該当して高評価。
前走のセントライト記念は「ラスト4Fのロングスパート戦」かつ「ラスト1Fの急坂での減速ラップ戦」の個別ラップの傾向とも合致しており、さらに評価を高めます。

ラップ適性の評価は「A」と高く評価します。

能力面についても新馬戦でダービー馬ドウデュースとクビ差の2着。前走はアスクビクターモアに勝利。
メンバーにおける能力評価も最上位クラスで評価して良いでしょう。

ここも好勝負を期待したい一頭。
上位人気馬3頭の中での推奨馬はガイアフォースです。

アスクビクターモア ラップ適性

次に想定2番人気のアスクビクターモアを取り上げます。
上図はアスクビクターモアのデビューから前走までのレースを対象としたラップマトリックスです。

アスクビクターモアのラップ適性ですが、持続力型〜超瞬発力型まで安定した成績を残しています。ただし、ジオグリフにキレ負けした新馬戦やドウデュースにキレ負けしたアイビーSの走りを見る限り、脚質型としては持続力型やバランス型が良い馬でしょう。
長くいいスピードを持続する能力に長けた馬のため、上り3Fについても34秒台後半〜35秒台が向くと考えています。ガイアフォースと同様にパワータイプの先行馬と考えています。

菊花賞で求められるラップ適性・バランス型のレースに対しては、セントライト記念2着、弥生賞1着、皐月賞5着のレースが該当します。
皐月賞はバランス型とはいえ、末脚のキレ・直線スピードが求められるレースとなったため、セントライト記念や弥生賞のレースを優先して評価したいところです。

先ほどもご紹介しましたが、前走のセントライト記念は「ラスト4Fのロングスパート戦」かつ「ラスト1Fの急坂での減速ラップ戦」に該当するレースですから高く評価できます。

ラップ適性の評価は「A」。
ガイアフォース同様に高く評価します。

能力面については、このメンバーであれば最上位クラスでしょう。
関東所属で今回が初長距離輸送という点がややマイナスのため、最終的に推奨馬を譲る形になりましたが、ガイアフォースに肉薄する高評価な一頭です。

好勝負が期待できます。

ジャスティンパレス ラップ適性

次に想定3番人気のジャスティンパレスを取り上げます。
上図はジャスティンパレスのデビューから前走までのレースを対象としたラップマトリックスです。

ジャスティンパレスのラップ適性ですが、瞬発力型のレースは2戦2勝、持続力型、バランス型のレースは各2戦して1勝・着外となっています。
着外となったレースの皐月賞、日本ダービーのレース内容をふまえると、同世代の一線級と比較すると能力的にやや見劣りするといった印象を受けます。

脚質型としては持続力型から瞬発力型まで幅広く適応するジャスティンパレスですが、レース全体の上り3Fについても34秒台中盤〜36秒台前半まで実績があり、上りの速さは問いません。
パワーとキレを兼備する好位差し馬といった印象で考えています。

菊花賞で求められるラップ適性・バランス型に対しては、神戸新聞杯1着、皐月賞9着のレースが該当します。
前走の神戸新聞杯は「ラスト4Fのロングスパート戦」かつ「ラスト1Fの急坂での減速ラップ戦」のレースに該当して評価ができる一戦です。

ラップ適性の評価は「B」とします。

気になる点をあげるとすれば先ほども取り上げた能力面。
ダービー3着のアスクビクターモアや、そのアスクビクターモアを力でねじ伏せたガイアフォースと比較すると、パフォーマンスは物足りないところ…

上位人気馬2頭と比較すると評価はやや落ちます。

菊花賞の本命馬

◎:①ガイアフォース

ガイアフォース ラップマトリックス

本命馬 見解

本命馬は能力とラップ適性をストレートに評価してガイアフォースとします!

週半ばの馬券期待値では、単勝オッズ10倍台〜20倍台の穴馬を本命にしたいと考えていましたが、蓋を開けてみれば予想以上にオッズが分散しています。
ガイアフォースのレース当日10時30分の段階での単勝オッズは3.9倍。
週半ばよりも馬券期待値は高まり、このオッズであればストレートに能力とラップ適性を評価して1番人気でも狙って良いと判断しました。

能力面はドウデュースと好勝負を繰り広げた新馬戦、アスクビクターモアを力で捩じ伏せた前走のセントライト記念で実証済み。
ラップ適性もバランス型での好走実績と前走のセントライト記念の勝利から高く評価できます。(ラップ適性:A評価)

このような背景から、ガイアフォースを本命で推奨します!


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