楽しみは人にあげること
山口旅行2日目の今日は、山口が地元の友人に各地を案内してもらいました。
観光地を周るとともに、神社が好きな我々は気になる神社も参拝させて頂きました。
その中で、おっ!と思う場所もあれば、う〜ん・・って場所もありました。
そして今日1番の心動いた出来事は終盤に起こりました。
いろいろ名所をまわった最後に、僕がここに行きたいといった神社
それは少し山の中にある、小さな神社でした。その場所へは細い山道をくねくね走ってやっと辿り着きました。
その着いた場所で、目的地の神社へ続く道の真ん中にお婆さんの乗っている四輪車がありゆく手を阻んでいました。
お婆さんはそこの畑で作業中
我々はお婆さんも忙しそうなので、四輪車の後ろに車を置いてお婆さんに「参拝終わったら帰りますから置かせてください」とお声掛けさせて頂きました。
お婆さんは最初は「こんなとこに何しにきたん?」と言った感じでしたが、快く「ええよ」と言ってくれました。
そして、神社への参拝が終わって帰りにお婆さんに「ありがとうございました」と言うとお婆さんは「野菜いらんか?持ってかえり」と言ってくれたのです。
最初は遠慮して「いやいや大丈夫ですよ」と断ろうとしたけど
「わしゃ野菜作って人にあげるのが楽しみなんよ」と笑顔で言われ、なんて温かい方なんだと思うとともに「ありがとうございます。いただきます」と有難く頂くことにしました。
車からナイロン袋を持ってくると、収穫したばかりの玉ねぎを袋いっぱい詰めてくれて「あっちにほうれん草もあるから」とほうれん草も採りたてを入れてくださいました。
少しの間お話をさせて頂いたのですが、とても素敵な笑顔のお婆さんで90歳になるとか。子供たちは仕事にいってるから、1人で畑をやっているのだそうな。
かなり広い畑だったので、大変そうだと思いましたが、これが90歳になっても元気でいる源なのだと感じました。
そして自分の作った野菜で人が喜んでくれるのが嬉しいと話す時のお顔が、本当に優しい表情をしておられて心が温かくなりました。
旅先での奇跡的な出会いに感謝です。
お婆さんが元気で畑が出来ますように!心から願っております。
夏にはキュウリとナスが出来るからおいで、と言っておられたので、またお土産持って行きたいです。
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