金融日記

週刊金融日記 第382号 がん検診は意外と有害だった、香港国際空港閉鎖、アンコールワット再び、逆セックストリガーを逆転する方法、他

// 週刊金融日記
// 2019年8月21日 第382号
// がん検診は意外と有害だった
// 香港国際空港閉鎖
// アンコールワット再び
// 逆セックストリガーを逆転する方法
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 香港国際空港がデモで閉鎖され、中国政府との緊張が高まっていたため、今週のメルマガはすこし配信が遅れてしまいました。どうもご迷惑おかけしました。
 とうとう、お盆休みが終わってしまいましたね。会社に出勤してバリバリ働いている方も多いと思います。暑い中、お疲れさまです。
 今週も興味深い投稿がいくつもあります。

- どれぐらいのペースで筋肉が付くものでしょうか
- パパ活女子の逆セックストリガーの崩し方
- 出会いにだけ諭吉の力を借りるアラフィフのハイブリッド恋愛戦略

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.がん検診は意外と有害だった

 先週は、僕もよく本を読ませて頂いていた、投資家で経営学者の瀧本哲史さんが亡くなった、という悲しいニュースがありました。47歳でした。病状は公表されていませんが、いま思えば、近影がめちゃ痩せていたので、おそらく消化器系の癌か何かだったのだと思います。

●投資家の瀧本哲史さん死去
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190816/2000019191.html

★僕が敬愛していたツイッタラーの瀧本さんが、若くして逝ってしまいました。いい人から早くいなくなってしまいますね……。

 胃がんなど、早期に発見すればかなりの確率で治せるがんも増えてきました。しかし、膵臓がんなどは、見つかったときはすでに8割が手術不能で、5年生存率も10%ちょっとというがんもあります。見つかったときに、がんがすでに多くの部位に転移し、がん細胞が波状的に増殖していれば、やはり成すすべがありません。がんで手術は無理だと判断されれば、通常は覚悟を決めて余生を楽しむことになります。だいたい数ヶ月から1年ちょっとぐらいは猶予がありますが、消化器系だとガンガンと痩せたりします。がんが他の内臓に転移したりすると、いよいよふつうの生活はできなくなってきて、最後はモルヒネなどの麻薬で、とにかく苦痛を取り除く、という治療に切り替わり、死んでいきます。このように、依然として怖いがんですが、とにかく早期発見が大切だ、と言われます。そのための健康診断、がん検診だ、と。

 僕はいまのところ日本一の金持ち自治体の東京港区の住民なので、ある程度の年齢になると無料の健康診断とがん検診の案内が送られてきます。そこで検査される項目は、胃がん、大腸がん、肺がん、あとは、ピロリ菌検査などです。それで、病院に行くと、無料の検診の他に、オプションで血液検査でできるがん何とかマーカーとか、アミノインデックスなんちゃらみたいな、さまざまな有料オプションが提案されます。けっこう高いです。それで、僕もとにかくがんは早期発見で、検査は金銭的・時間的なコストはあるものの、やればやるほどいい、と思い込んでいたので、こういうものはどんどん申し込んでいました。しかし、あとでわかったのですが、それはとんでもない間違いだったのです!

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- がん検診等についてのツイートの解説をお願いします

藤沢所長、いつも刺激と実りのあるメルマガをありがとうございます。
先日、所長のツイッターで下記のように呟かれていましたが、解説をお願い致します。

「しかし、バリューム飲んだり、血を抜いたり、健康診断で疲れ果てた。
 まあ、これを毎年やるのかは考えものだな。
 がん検診とか、やった方がいいかどうかは、じつは統計的には自明ではないんだよね。」
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1159363677302087681

私は一分一秒でも長生きするために毎年人間ドックを受けるようにしています。
年1回5万円前後です。
より高い検診を受ければ病気リスクを回避する確率が上がるのではないかと盲目的に考え、より高値の検診を検討していたため、所長のツイートにビックリしました。
所長の病気リスク回避方法を教えて頂きたいです。
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 検査は受ければ受けるだけ得するわけではないんです! 僕は高い金を払ったあとに、興味を持っていろいろ調べました。次の2冊がかなり参考になります。まだ、勉強中です。なので、今週はざっくり触りだけ説明して、どういう健康診断、がん検診が有効で、金を払うだけの価値があるのか、僕のほうの勉強が一段落したら、メルマガに書きますね。とても役に立つ情報だと思うので。

『医師が教える 最善の健康法』名取宏
https://amzn.to/2ZiY8sU

『医療の現実、教えますから広めてください! ! 検診や治療に疑問を感じている方!』名郷直樹
https://amzn.to/2zoYccd

★じつはがん検査するとわずかに死亡率が高まる可能性があるのだ!

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藤沢数希

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藤沢数希。金融日記管理人。恋愛工学メルマガ発行。理論物理学研究者、外資系金融機関を経て、作家。著書:『なぜ投資のプロはサルに負けるのか』『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』『反原発の不都合な真実』『外資系金融の終わり』