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週刊金融日記 第183号 改良された愛の告白ルーティーン、リバーサル相場、目黒の炭火焼きとパスタが美味しいお店、既婚がバレたときの対処法、他

// 週刊金融日記
// 2015年10月12日 第183号
// 改良された愛の告白ルーティーン
// リバーサル相場
// 目黒の炭火焼きとパスタが美味しいお店
// 既婚がバレたときの対処法
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 今日は連休、最終日です。天気も良く、行楽日和でしたね。Twitterもやはり閑散としていました。いつものように、僕は連休などには働いて、平日に休みを取る作戦です。
 さて、LINE株式会社の上級役員を務めている田端さんとの対談記事の連載がはじまりました。

●愛すべき非合理な人々
http://diamond.jp/articles/-/79214/

 田端さんの本では、共著の『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』が、僕は面白かったです。口コミからはじまり、ブログやTwitterのようなSNS、雑誌やテレビでの広告宣伝活動について、よくまとまっていました。

『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』本田哲也、田端信太郎
http://amzn.to/1G8lQtl

 対談の連載はまだまだ続くので、楽しみにしていてください。

 先週は、日本人がふたりもノーベル賞を受賞しましたね。ひとりはスーパーカミオカンデで有名な東大宇宙線研究所長の梶田隆章さん(物理学賞)で、もうひとりは、北里大学特別栄誉教授の大村智さん(生理学・医学賞)です。大村さんは、経歴を見ると、すごく面白そうな人ですね。

●ノーベル賞の大村智さん 多彩な顔持つ「日本のダヴィンチ」
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20151009-OYT8T50023.html

『2億人を病魔から守った化学者』
http://amzn.to/1KVM15k

 微生物から取り出した抗生物質で、北里大学に250億円の特許収入をもたらし、さらに、世界の人を救うために特許を無償供与し、数億人の人々を病魔から救った…。しかし、マスコミは完全にノーマークでした。そして、ノーベル賞受賞後は、自分はお金をいらないと言ったことや、亡き奥さんに受賞を報告したというような道徳的な側面ばかりを書きます。しかし、恋愛工学を研究する者としては、こうした極めて優秀な人物が、稼ぎ出した莫大な富を使って、たくさんの女の人を幸せにし、多くの子孫を残してくれたほうが、もっと人類に貢献したのではないか、という思いを馳せずにはいられませんでした。

 今週号では冒頭の論文が、今後の恋愛工学のひとつのトレンドを予感させるものとなっています。
 それでは、みなさん、連休最終日を楽しんでください。今週もよろしくお願いします。

1.改良された愛の告白ルーティーン

「フレンドシップ戦略というのはなんですか?」
「お前みたいなモテない男が、非モテコミットした女にアプローチするときにやる、唯一の戦略だよ。まずはセックスしたいなんてことはおくびにも出さずに、親切にしたりして友だちになろうとする。それで友だちとしての親密度をどんどん深めていって、最後に告白なんかして彼女になってもらい、セックスしようとする戦略のことだ」
「まずは友だちになる、というのはダメなんですか?」
「基本的にはダメだ。なぜなら女は男と出会うと、そいつが将来セックスしたり、恋人にするかもしれない男か、ただの友だちにする男かをすぐに仕分けてしまう。いったん友だちフォルダに入れられると、そこからまた男フォルダに移動するのは至難の業だ」

―『ぼくは愛を証明しようと思う。』 http://amzn.to/1MO6yMn 六本木の焼き鳥屋でのわたなべと永沢の会話(第1章)

 『ぼく愛』では、フレンドシップ戦略からの告白ルーティーンは悪手だとされている。恋愛工学の初学者向けに提供されるガイドラインでは、まずは、この非モテコミット→フレンドシップ戦略→告白ルーティーンの禁止からはじまる。そして、スタティスティカル・アービトラージ戦略のフレームワークに基づくセックストライorストップロス戦略をまずはマスターすることにより、試行回数を引き上げ、安定したセックスフローを生み出していくのだ。
 しかし、多数のSクラスの女と関係を結ぶ真の恋愛プレイヤーたちは、ハイパーフレンドシップ戦略という、言わば改良されたフレンドシップ戦略の使い手たちであることを以前、解説した。フレンドシップ戦略は初学者には難しい戦略であり、社会的地位が高く、多くの魅力的な男女を惹きつけ、そして、社交に割く時間的、金銭的リソースが豊富にある真のアルファ・プレイヤーが使ってこそ、その潜在的なポテンシャルを引き出せる高度な恋愛戦略なのだ。

『週刊金融日記 第76号 ハイパーフレンドシップ戦略』
『週刊金融日記 第109号 プレイスタイルを理解する ―スモールボールvsロングボール』

 告白ルーティーンも同様だ。告白ルーティーンが悪手なのは、これは往々にして非モテコミットにより引き起こされる間違ったフレームに支配された関係性の中で、ACSモデルのガイドラインから外れて繰り出されることが多いからなのだ。告白ルーティーン自体が、間違っているのではない。間違っているのは、フレームであり、ACSモデルの順序を踏まえないことなのだ。しかし、初学者に、いきなりフレームやACSモデルの概要をマスターさせるのは難しい。そこで、フレンドシップ戦略からの告白ルーティーンを禁止することにより、初学者がスムーズに恋愛工学の世界に入っていけるように学習プログラムがデザインされているのだ。
 今回、読者のプレイヤーから、告白ルーティーンに関する投稿があったので紹介する。

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―恋愛経験が少ないAクラス以上の若い女子への新しい告白ルーティーンの適用とその検証実験

藤沢先生、いつもお世話になっております。
ミルキーです。
先日、第174号では「仕事と恋愛の時間配分について相談です」でご回答ありがとうございました。
本日は、私が経験則から自然と導き出した仮説へ、ご意見いただきたいです。

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