見出し画像

週刊金融日記 第15号 ガガンボモドキが教える男がディナーを奢るわけ、ヤフー新CEOのマリッサの妊娠と5年間80億円の報酬、目黒の住宅地にある美味しいイタリアン、橋下徹市長のコスプレ・プレイについての雑感、他

// 週刊金融日記
// 2012年7月22日 第15号
// ガガンボモドキが教える男がディナーを奢るわけ
// ヤフー新CEOのマリッサの妊娠と5年間80億円の報酬
// 目黒の住宅地にある美味しいイタリアン
// 橋下徹市長のコスプレ・プレイについての雑感
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 なんとか今週は日曜日の明るい間にメルマガをお届けできました!
 実は、みなさんがこのメルマガを読んでいるぐらいの時は、僕は沖縄に行っております。来週のメルマガで沖縄特集をするための取材旅行です。決して、遊んでいるわけではないんですよ。いや、本当に。
 昔は、僕も海外旅行が好きだったんですけど、海外に何年も住んでて、それから外資系企業でずっと働いていると、海外に対する憧れとか、そういうのって全くなくなるんですよね。日本にもいい所はたくさんあるし、飛行機のチケットの値段を考えたら、国内の高級ホテルに泊まっていた方が断然お得だと思う今日この頃です。スカイマークとかで、羽田—那覇は往復で3万円ちょっとなんですよ。LCCで、夏は沖縄で海、冬は北海道でスキー、というのがなかなかお得な気がします。
 まあ、そういうことも含めて、来週は沖縄旅行に関する特集をお届けしようかと思います。
 さて、今週はなんといっても、週刊文春が発表した橋下徹市長の女性スキャンダルでしょうか。世間ではこの話題で盛り上がっており、週刊金融日記にも恋愛工学的な解説を希望する声がいくつか寄せれらました。よって、読者の質問コーナーでこの話題にも触れたいと思います。

1.ガガンボモドキが教える男がディナーを奢るわけ

 なぜ食事は男が女に奢るものなのでしょうか?
 日本ではサービス産業の比率が大きくなってきたせいか、20代では接客業などに向いている女子の可処分所得が、なんと同じく20代の男子のそれを平均で上回ってしまいました。2010年9月末に総務省が発表した平成21年全国消費実態調査によると、30歳未満の単身勤労世帯の男女の可処分所得が初めて逆転したのです。30歳未満の男性の一ヶ月の平均可処分所得は21万5000円なのに対して、女子の平均可処分所得は21万8000円です。さらに貯蓄も女子の方が多いのです。
 また、日本では1985年に男女雇用機会均等法が改正され、職場における女性差別が完全に法律で禁止されました。

 それでもなお食事は男が女に奢るものと決まっているのです。週刊金融日記でも、よく考えればディナーはデートの中のほんのひとつのパートに過ぎないにもかかわらず、ひたすらとレストランにフォーカスしております。正直申しまして、学生を卒業したら、デートというのはレストランのことなのです。大人はデートで遊園地にもカラオケにもいかないから、そういうデート・プランを紹介してもしょうがないのです。それほどに、男女の求愛活動において、ディナーというのは重要なものなのです。
 しかし、この辺のことがよく分かっていない男がいるのも事実です。「なぜ男が奢らなければいけないんだ」などという誠におかしな疑問を口にする愚かな男がいたりするものなのです。そこで、今日は、そのことが誰にでも分かるように、小さな生き物の話をしたいと思います。ガガンボモドキというとても小さな虫の話です。

ここから先は

14,478字

¥ 220

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?