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週刊金融日記 第335号 人類はホモデウスに進化し生物学的な枠組みから初めて自由になれるのか、スーパー台風マンクットが香港を直撃、六本木のリーズナブルで美味しい高級中華、歯科医ですが歯科の自費治療と保険治療の違いについて、他

// 週刊金融日記
// 2018年9月19日 第335号
// 人類はホモデウスに進化し生物学的な枠組みから初めて自由になれるのか
// スーパー台風マンクットが香港を直撃
// 六本木のリーズナブルで美味しい高級中華
// 歯科医ですが歯科の自費治療と保険治療の違いについて
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 また出張でアジアをいろいろ旅行中です。今回は台風21号とフィリピンの北部を通過してから香港を直撃した超大型の台風22号の狭間をぬっての旅程ですが、まあまあ事なきを得ました。しかし、今回は諸事情で中部国際空港発のチケットを買うことになって、プライスをチェックしていたら混む時期でもないのでほぼ最安値で推移していたので、直前まで買っていませんでした。そこに台風21号が関西を直撃し、強風で流されたタンカーが関空鉄道の橋を破壊してしまい関西国際空港が麻痺してしまいました。それで中部国際空港発のチケットはエコノミーだと一気に2倍ぐらいに跳ね上がりました。ビジネスも1.2倍ぐらいに値上がりです。早く買わなかったことをとても後悔することになりました。
 最近の航空券の多くがネットでの直接購入になっており、この辺はリアルタイムで需給を分析し、数理モデルでダイナミックにプライシングされていますね。話は変わりますが、日本の人気歌手のコンサートなんかのチケットは、転売屋を逮捕するのではなく、このようにダイナミック・プライシングにすればいいと思うんですけどね……。

★ちょうど台風の通過から1、2日あとのチケットだったので、問題なく飛行機が飛びました。しかし、中部国際空港発は2倍になっていました……。

★関空鉄道が通っている橋はもう再開するようです。日本の土建屋はすごいですね。

 我らの小室圭さんがメルマガを読んでくれているかどうかは知りませんが、彼は生まれながらに恋愛工学がプレインストールされているような男子だと思います。以前のメルマガでも紹介しましたが、湘南の海の王子コンテストの彼の写真を見たときは、彼に親近感を覚えたメルマガ読者の方も多いと思います。彼は天皇陛下のお孫さんである秋篠宮眞子さまを軽々とゲットしました。その後は嫉妬しているチンポ騎士団の人たちがなんかごちゃごちゃ言っていますが、ロミオとジュリエットみたいに最後は結ばれてほしいな、と僕は陰ながら思っております。
 そんな彼ですが、日本の皇室に入るかもしれない男子とあって、アメリカのフォーダム大学がフルサポートの奨学金を与えて、立派な弁護士になることを全面支援するそうです。法学部のようなところはなかなか奨学金が出ないのですが、小室さんは200人の応募者の中でそのたった1人に選ばれました! 母子家庭で育った彼が、チンコ一本でここまでのし上がるとは、まさに恋愛工学ドリームですね。

●「小室圭さんを弁護士に育てる」とフォーダム大が本気モード
https://www.news-postseven.com/archives/20180914_761203.html

『週刊金融日記 第266号 湘南の「海の王子」小室圭さんが秋篠宮眞子さまゲットで他の女からもモテモテになる!』

 海の向こうで、小室圭さんががんばっているところですが、日本ではZOZOタウンの前澤氏がイーロン・マスク氏のスペースXで、最初に月に行く顧客第一号に決まったようです。このニュースが世界中で報道されていますね。前澤氏の生き方については、不遜にも拙著の『損する結婚 儲かる離婚』 https://amzn.to/2ISJuAp のほうですこし触れさせてもらいました。彼のような既成概念に囚われない勇敢な人物が活躍してくれると本当に嬉しいですね。ぜひとも月に行ってください! Good Luck!!!

●First Private Passenger on Lunar BFR Mission

 今週も興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-歯科医ですが歯科の自費治療と保険治療の違いについて書いてみました
-新型iPhoneは購入されますか
-女遊びをしなくなるとやはりファンダメンタルバリューは下がりますか
-「セックスさせて!」とはっきり言うとどうなるかの報告

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.人類はホモデウスに進化し生物学的な枠組みから初めて自由になれるのか

 恋愛工学を学ぶ上で読むことが推奨されている文献はいくつもあるが、歴史学者であるハラリ教授の『サピエンス全史』はその筆頭であろう。

『週刊金融日記 第251号 サピエンス全史と生物学的欠陥で滅亡しつつある人類』

"Sapiens: A Brief History of Humankind," Yuval Noah Harari
http://amzn.to/2jpF2xd

『サピエンス全史 上:文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ
http://amzn.to/2jpIlEJ

『サピエンス全史 下:文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ
http://amzn.to/2kMWfB1

 さて、今回、サピエンス全史の続編の邦訳が発売されたので、飛行機で移動中に早速読んでみた。サピエンス全史では、進化生物学的な視点からも世界史が再構築されている。そして、虚構を作り出す力によって、いかにサピエンスが圧倒的な力を地球上で得る種族になったのかについて描かれている。今回は、そうした「人類の歴史」を踏まえて、これから人類はどこに向かうのか、ということについてがテーマだ。ZOZOの前澤さんは月に向かうが、我々人類はどこに向かっていくのだろうか……。

"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow," Yuval Noah Harari
https://amzn.to/2ML403G

『ホモ・デウス 上:テクノロジーとサピエンスの未来』ユヴァル・ノア・ハラリ
https://amzn.to/2QFMgdm

『ホモ・デウス 下:テクノロジーとサピエンスの未来』ユヴァル・ノア・ハラリ
https://amzn.to/2MKaksb

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