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週刊金融日記 第418号 なぜ新コロはゼロを目指して抑え込むべきなのか、緊急事態宣言1ヶ月延長、政府の自粛要請によりレストラン紹介コーナーは休止、Post-COVIDでの恋愛市場の変容について、他

// 週刊金融日記
// 2020年5月5日 第418号
// なぜ新コロはゼロを目指して抑え込むべきなのか
// 緊急事態宣言1ヶ月延長
// 政府の自粛要請によりレストラン紹介コーナーは休止
// Post-COVIDでの恋愛市場の変容について
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 安倍首相は緊急事態宣言の期限を延長しましたが、現在、週刊金融日記の運営も緊急事態宣言を出さざるをえない状況に追い込まれつつあります。新型コロナウイルスの感染増加に伴い、このメルマガの購読者数も増加傾向にあり、特に相談件数が急増しております。こうした相談にこたえるため、不眠不休で対応しておりますが、当研究所の処理能力の限界に達しつつあります。このままではメルマガ崩壊も時間の問題です。
 メルマガ資源は有限なので、より緊急度の高い相談、救える相談者を優先するため、我々も「読者の選別」を行わなければいけなくなってしまうかもしれません。メルマガ購読者のトリアージです。そうなれば本来なら救える相談者も救えなくなってしまいます。みなさん、Twitterでのクソリプ、既出の相談、不要不急の長文投稿などを自粛してください。まずはバックナンバーなどを読んでいただけると幸いです。
 新型コロナウイルス禍は誰にとっても大変なものですが、いっしょに力を合わせ、この国難を乗り切りましょう。

●週刊金融日記 主要バックナンバー
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160748.html

 新型コロナウイルス禍のStayHomeキャンペーンで家にいることが奨励され、新作映画の公開が延期されたりしています。そこで、DVDを家で見ようということで、僕が連載している映画評論のコラムで、過去作品を紹介できるようになりました。まずは『インデペンデンス・デイ』です。

●力を合わせて人類共通の敵を倒す 『インデペンデンス・デイ』
https://nikkan-spa.jp/1663497

 このメルマガでたびたび紹介している英語の発音矯正アプリのELSAですが、いまはCOVIDに関するトピックのプログラムも用意されているそうです。これは大変素晴らしい英語学習のアプリですので、まだの人は使ってみましょう。無料版でもだいぶ使えますが、ライセンスを購入すると機能制限が外れます。

●ELSAはここで買うとStayHomeキャンペーンで割引中です。この機会にぜひ。
https://www.elsaspeak.com/inf/kinyuunikki/

『週刊金融日記 第329号 英語学習のためのいまどきのツールを解説』

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-「新コロはなるべく早期に叩くのが結局経済的にも合理的」について
- 封じ込め(Containment)とはウイルスが完全に撲滅されたということではないのですか
- 抗体検査はまだ多くの問題があるようです
- 自粛に一貫して否定的な堀江貴文さんについてどう思われますか
- 吉村知事のパチ屋つるし上げはやりすぎか
- 確信を持ったような新コロに対するノーガード派はなんなのでしょうか
- 「極論」を信じてしまう環境に関する考察
- 新型コロナウイルスをインフルエンザ程度に社会的許容することはできないのでしょうか
- これほど金をかけて新コロで死ぬ人を救う必要はありますか
- 手術中心で勤務医をしていたのですが自分のクリニックを開業いたしました
- 岡村隆史さんのラジオでの不適切発言騒動について
- コロナに関する記事で恋愛工学の藤沢先生のイメージが変わりました
- 女といるときにマウントを取ってくる糞男への対応
- "I Like You"だけでナンパする動画が面白いです
- コロリンピックでメダルを取るための知識
- コロナ禍でのオンライン恋愛戦略についてご教示ください
- Post COVIDでの恋愛市場の変容について
- 会社売却にも恋愛工学が通じた話と私の航空産業救済策

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.なぜ新コロはゼロを目指して抑え込むべきなのか

 今週は読者投稿コーナーの限られたスペースに殺到したメルマガ読者たちが溢れ出してしまいました。事態は逼迫しています。そこで、急遽こちらでも相談に対応しています。以下、順番に答えていきます。

-「新コロはなるべく早期に叩くのが結局経済的にも合理的」について

最近のメルマガにおける新コロ問題解説は大変興味深く、メルマガが届くとすぐに読んでしまいます。
おかげさまでとても詳しくなりました。
最近は「Rが1未満になったから緊急事態宣言を解除せよ!」と言っている人がいますが、それは「食事制限をして目標体重に達したから明日からは好きなものを食べよう」と言っているようなもので、なぜそんな不思議なことを言うのだろうと思っています。
さて、コロナ禍と経済について質問させていただきます。
死者を抑えつつ経済活動を最大化する方法について、所長は「いかになるべく早くなるべく強く叩くか」と言っていました。

★新コロ封じ込めに成功しつつある国/地域は文化や人種はバラバラのようです。

そこで、次のようなふたつのケースが考えられます。

(a)エッセンシャルワーカー以外は働かずに経済活動を最低限に抑え、Rを最小化する。そうして新コロを最速で封じ込めたら通常の経済活動に戻す。

Twitterの文面からはこれはベストなのかな、という気がします。
また、所長がよく言っておられる香港や台湾などの東アジアの都市ではロックダウンを行わず、

(b)R<1の制約下で経済活動を回し、やや長期的に終息を目指し、終息したら通常の経済活動に戻す。

となっているようです。
いったいどちらがいいのでしょうか?
死者数は(b)の方が多くなりそうですが、経済的には(b)の方が合理的なのではないかと思いました。
(b)の状態はつまり、三密業態などの営業を禁止し、たとえば公園や飲食店(居酒屋等除く)などは営業しており、学校も再開しているような状態になるものと想定しています。
(a)と(b)どちらがいいのか考えをお聞かせください。

- 藤沢数希の回答

これはなかなか面白い質問ですね。
新型コロナウイルスの撲滅にリーチをかけているニュージーランドは(a)、香港と台湾は(b)の戦略ですね。

●日本は必ず新型コロナウイルスに打ち勝てる! アジアの先行国から学ぼう
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52171799.html

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