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週刊金融日記 第459号 卒業大学別平均年収から考える圧倒的にコスパのいい学歴獲得戦略、株式市場最大のリスクはコロナ禍収束、レストラン紹介コーナーは自粛中、会社の格を落とす転職について、他

// 週刊金融日記
// 2021年2月24日 第459号
// 卒業大学別平均年収から考える圧倒的にコスパのいい学歴獲得戦略
// 株式市場最大のリスクはコロナ禍収束
// レストラン紹介コーナーは自粛中
// 会社の格を落とす転職について
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 今日で隔離11日目で、もう21日間隔離の半分が終わってしまいました。まあ、わりかしいいホテルに泊まって毎日三食運ばれてくるわけで、物理的にはよく偉い作家さんなんかがホテルで原稿を書くため缶詰になる、みたいなやつなんで、特に大変ということはありません。いまのところは。そういえば、昔、たしか小説家の村上龍さんだったと思うんですが(間違っていたらすいません)、パークハイアットかどこかのスイートルームに住んでいた、というのを思い出しました。当時は、日本の最高税率は5割とかではなく8割ぐらいだったんで、年間の印税が億単位だったでしょうから、経費で使いまくってやろう、というのも頷けます。僕は今回の隔離のために、いろいろと片付けるべき事務仕事を持ってきたんですが、それがぜんぜん片付いていなくて、もう半分も終わってしまったのか、とむしろ焦っているところですね。

★毎日、日の出とともに起きる生活をしています。

★隔離ホテルの食事は、時間になったらドアの前の机に置かれているんですが、なかなか美味しいです。

★本日、隔離中の1回目のPCR検査なんですが、生きた人間に久しぶりに会いました。

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 飲酒運転をした元同僚が懲戒解雇になり危機管理について考えています
- 所長はモニタを縦で使うことはありますか
- ビットコインの急騰を見るとチャンスを逃している気になります
- ビットコインが暴落したらテスラ株を買いたい
- 都内の大学生ですがアルバイトの時間がもったいないので学生ローンを考えています
- 米大手IT企業の東京支社から内定をもらっていますが迷っています
- 外資系証券フロント職(セールス)で会社の格を落とす転職について

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.卒業大学別平均年収から考える圧倒的にコスパのいい学歴獲得戦略

 いよいよ今週末が日本は国立大学の入試日ですね。僕は今年は身内が受験していたこともありますし、教育関係の本を書いていますので(遅れに遅れていてすいません)、いろいろ注目しています。

★東京大学の学類別の応募者の増減を見ると、割と受験生の家庭では不況を感じ取っているんかな、という感じがしています。株式市場は依然として活況なんですけどね。

 本を書いていて、卒業大学別の期待年収を調べたかったのですが、当たり前なのですが、これがなかなか信頼のできるデータがありませんでした。当然ですが、卒業生が年収を報告する義務などなく、たまに出てくる数字も不完全なアンケートに基づくものだったりします。しかし、転職サイトなどが一般化するにつれて、多少なりとも傾向を表せるデータが利用可能になってきました。それでももちろん不完全なのですが、そうした利用できるデータに基づき、今週号ではコスパのいい子供の学歴獲得戦略について解説したいと思います。

★卒業大学別平均年収の推定値はさまざまなバイアスがありますが、概ね妥当な数字でしょう。

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