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「カレー味のウンコ」はなぜ誰も選ばないのか?

世界には、究極の2択と言われるものがある。

どっちも選びたくないパターンと、どっちも選びたいパターンがあるが、今回はどっちも選びたくないパターンの王様について話そう。

誰しも一度は考えたことのあるであろう【ウンコ味カレーかカレー味のウンコ食べるならどっち?】という究極の選択だ。

結論から言うと私は「カレー味のウンコ派」

実際、これについて議論した結果、ほとんどの人が「ウンコ味のカレー派」だった。

なぜ「カレー味のウンコ」は人気がないのか、そして私がなぜそれを選ぶのか、解説してく!

世の中のほとんどの人は「ウンコ味のカレー」を選択する

たくさんの人と、「ウンコカレー議論」を繰り返してきた。家族、友人、恋人、旅先で出会った人、職場で知り合った外国人、90%が「ウンコ味のカレー」を選択するという驚きの結果が出た。

私は、人々は味よりも安心感を食に求めているんだと感じた。

逆に、不味いことを売りにする商品まである。【ハリーポッター】をご存知だろうか?
ハリーポッターシリーズの中に“百味ビーンズ”というお菓子がある。その味の種類にあきらかに食べ物じゃない“土味”“鼻くそ味”“ゲロ味”“腐った卵味”なんてものがある。(中には美味しい味もあるのでネタ的なものだが)
この“百味ビーンズ”の登場で、「ウンコ味のカレー」はますます許容されていくようになった。

人々は不味くてもその正体がいつも口にしているものだという安心感を大切にしているんだろう。

一方で、お菓子と違い「ウンコカレー」はネタじゃ済まない。遊びじゃないからだ。

究極の2択はいつも真剣で、現実的に生活に照らし合わせて考えていく必要がある。“百味ビーンズ”は不味い味を残せても、「ウンコカレー」は完食することを前提に話しているのだ。

私が「カレー味のウンコ」選ぶ理由

そもそもカレーの見た目はほぼウンコだ。「ウンコ味のカレー」はウンコであると言ってもいい。

一方で、「カレー味のウンコ」は味がカレーなので逆に言えばほぼカレーなのだ。その上、美味しくいただくことができる。

ここで問題なのが衛生面だ。先ほど申したように、人々は食に安心感を求める傾向にある。

ウンコは食べられないのか?と真剣に考え、調べた結果。有益な情報を得た。

なんと、ウサギやチンパンジーはウンコを食べるのだ。消化しきれなかった栄養素を再び吸収するために。

そして、人間にも「食糞家」と呼ばれる人達が存在する。食糞家は食べられるウンコをするために食事や生活に気をつけ、食べられるウンコを出すことに全力を捧げている。

つまり、ウンコは食べられるのだ!

それなら「カレー味のウンコ」を選択するのは自然ではないだろうか?

「ウンコカレー」の成功と失敗

「カレー味のウンコ」を選択する理由はもうひとつある。それは食として完成しているかどうかだ。

カレーをわざわざウンコの味付けにするヤツなんていないだろう。「ウンコ味のカレー」は何かの原因で不本意ながらウンコ味になってしまった失敗の産物だ。

対照的に「カレー味のウンコ」は、食糞家のような人が一生懸命カレーの味に近づけようと努力した結果にできた成功の産物だ。

「ウンコ味のカレー」は失敗した料理であることに対し、「カレー味のウンコ」は成功であり、努力の賜物なのだ。

どちらのほうがクオリティが高いか言うまでもない。

私たちは、例え少数派でも、自信を持って「カレー味のウンコ」を選んでいい。

「でもウンコ」と言わないで

私は怖い。

どれだけ理屈を並べても、「でもウンコじゃん」と言われたら何も言い返せないからだ。

努力の賜物であったとしても、結局はウンコ。食べ物じゃない。

そして、実際この議論は生産性もなく、大の大人が真面目に考えるようなものでもない。

私は、普通にバーモントカレーが食べたい。

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