見出し画像

【両監督の駆け引きと江坂の良さ】 J2 第36節 柏レイソルvs横浜FC レビュー

前節東京ヴェルディ戦はオルンガの2ゴールとクリスティアーノのゴールで3-0で勝利を収めた。

今節は公式戦7戦無敗と好調を維持している横浜FCとの対戦になる。
横浜FCには元柏レイソルのG K南雄太やレアンドロドミンゲス、そして昨シーズン途中まで指揮をとっていた下平監督も在籍しています。
レイソルを知り尽くした者同士、レイソルダービーですね❗️笑
どんなゲーム展開になるか注目してみましょう❗️

スタメンはこちら👍

・柏レイソル

画像1

前節と同じ並びになりますが、みなさんが気になったのはヒシャルジソンの存在でしょう。
千葉ダービーに向けてとっておくのか、大宮戦まで待つのか、それともこのダブルボランチがいいのか。想像は膨らむばかりです☺️

注目選手

・三原雅俊
・古賀太陽
・オルンガ

・横浜FC

画像2

横浜FCはレイソルの黄金期をささえたレアンドロドミンゲス、そして試合前にJリーグ通算600試合出場セレモニーを受けた南雄太がスタメン。そして僕の気になっていた松尾佑介もスタメン❗️レイソル相手にどんな攻撃を見せてくれるのか注目です👍

注目選手
・レアンドロドミンゲス
・松尾佑介
・南雄太

1.狙いが違う4-4-2

横浜FCの守備について上記のフォーメーション図では攻撃時のは4-2-3-1ですが守備時にはレアンドロドミンゲスとイバを2トップにし4-4-2に。

両者守備時には4-4-2となるがこの4-4-2にも違いが生まれた。

まずは柏レイソルの4-4-2守備。

画像3

柏レイソルが守備ブロックを引いた時のファーストディフェンダーはオルンガ、江坂になりますが、この試合は横浜FCのビルドアップが2CB+GKでビルドアップをしてくることから江坂のタイミングでプレスを開始するという形が多かったと思います。

また4-4のブロックの人の感覚がコンパクトというよりちょっと広い為中央を閉めて守ると言うよりは自分の管理するスペースに人が入ってきた時にアタックしにいくような守り方をしているのかなと思います。
深い位置に入られるともちろんコンパクトに、中央に入られないよう外に外に生かせる守備をします。

また両SBが高い位置を取り、特に18.瀬川は元々攻撃的な選手な為駆け上がる頻度が高いです。その為15.染谷の守備範囲の広さからカバーするシーンも多々ありました。

次に横浜FC

画像4

レイソルのようにブロックを引いたときのファーストディフェンダーはレアンドロ、イバになりますが、この二枚は江坂のようにプレスをかけると言うよりは外に誘導させるためにいるだけなので、そこまでプレスをかけない。

この2トップが誘導してサイドに流れた瞬間に4-4のブロックがコンパクトな陣形を保ちながらサイドに流れる。
そのためサイドに強力な選手がいるレイソル相手に量的優位性を保ちながらはめ込む事ができました。

2.両者の守備を打開するためにしていたこと。

まずレイソルが横浜FCのコンパクトな守備を打開するためにしていたことは幅を取ることでした。
レイソルにはマテウスサヴィオとクリスティアーノがサイドにいます。この2人は逆サイドの意識が強く、一発でサイドチェンジをすることもできます。
また左サイドはサヴィオが内、古賀が外、右サイドはクリスが内、瀬川が外を取ることで段差が生まれサイド深くでボールを受けることができました。

またこの試合で一番効果的に動いていたのが江坂任でした。
例えばビルドアップ時一個ポジションを落とすことでオルンガにスペースを与えプレーボールを引き出しやすくさせたり、一度落ちて相手のバックラインに段差が生まれればそこのスペースを活用するためのフリーランをしたりと江坂任の賢さがこの試合は目立っていたかなと思います。

一方横浜FCは柏レイソルの高くポジションを取るサイトバックの裏をシンプルにボランチやCBから対角線にロングボールを入れることで敵陣深くに侵入することができ、また両サイドともに速さのある選手がいるので手数をかけずそして相手が帰陣する時間も与えぬまま攻撃を展開することができました。

3.pick up player 『松尾佑介』

この試合僕が一番気になっていた選手が現仙台大学4年、特別指定選手で来シーズン横浜FC入団が決定されている松尾佑介でした。
実は同い年ということもありどんなプレーをする選手なんだろうと気になってはいたものの見る機会がなかったので今回の対戦を楽しみにしていました。

まずは簡単な松尾佑介のプロフィール!

画像5

名前:松尾佑介
浦和レッズJY→浦和レッズY→仙台大学
仙台大学では10番をつけてプレーしています!

というか誕生日も近いし親近感湧きますね。笑

プレースタイルは抜群のスピードを生かしながらのドリブル突破や空いたスペースへのフリーランでチャンスを演出するアタッカー。
今節の試合でも一瞬空いたスペースに走り込みチャンスを演出したり、瀬川とスピード勝負にはなりましたがドリブル突破を試みたりとルーキーではありますがガツガツくらいついていけるそんな選手でした❗️

そんな松尾佑介選手に1つだけアドバイスをするとすれば狭いスペースの打開ですね。
解説者の方も言っていましたがスペースがない時や局面としてスピードが使えないときの打開の仕方はまだJリーグの舞台ではうまくいかないような感じがしました。

そこで残り少ない大学サッカーの中で例えばトレーニングの一環として紅白戦でスピードをあえて使わず相手の逆を取るドリブルをしたり、2人目、3人目を意識したドリブルを意識してやっていければ来シーズンにはもっと凄い選手になっていけるのかなと思いました。

そして何より試合中は先輩関係なしにボールを要求して自分の意見は言えるタイプのように見えました。
なのでそのガツガツ感を忘れずにこれからも頑張って欲しいです❗️

松尾裕介選手のTwitterがあったので良ければフォローして応援していきましょう!↓

さて試合に戻って最後の場面。
コーナーキックから失点してしまい0-1になりました。このシーンGK視点で見た場合みなさんはどう思いますか?


このシーン一度ルーズになったボールに対して中村航輔は前に出る判断をしました。
ですが結果としてはゴールされてしまうことになったのですが、あれはもっと前に出切ってしまうべきだったのか、それともしっかり出れない判断をして下がってプレーするべきだったのか。ここは難しい判断だったのかなと思うので是非皆さんの意見が聞きたいところです。

最後に…

この試合は結果として0-1になりましたが、僕的には江坂任の賢さ、うまさがたくさん見え、また松尾佑介選手のプレーが見れたりと自分得な試合になりました。

最後の1シーン。失点したあの場面の中村航輔の判断が決して悪かったとは思いませんがあの判断はどっちが正解だったのか?ここはすごく難しい判断になっているのではないのかなと思ったので是非みなさんの意見が聞きたいです。

投稿遅れてしまいましたが次節の水戸ホーリーホック戦は前回対戦で0ー0でした。どんな対策をして、どんなイマジネーションある攻撃を見せてくれるのか楽しみですね❗️



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?