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自由。

マスコミで取り上げられるグルメ。気にならないわけではない。でも、別に取り上げられていなくても、自分の舌にしみこんだ味でボクはいい。街を歩いていて「あっ、あれが食べたい。あのお店、きょうは開いてたかな」と思ったときに、すぐに行ける自由が欲しい。この自由は時間とお金だ。時間はボクだけじゃない。いっしょに食べたいと思うヒトとの時間。お金は大金じゃない。1万円もあれば家族が満足できて、お釣りもある金額。なーんだ、その程度かと思うヒトもいるだろう。でも、なかなかタイミングが合わないんだよなあ。

そう、人生は難しい。思い通りにならない。

10代、20代…いや60代の今でも、かなえたい夢はある。何かになりたい自分もいる。その夢に向かって、膨大な時間を費やしている。ふと、時間だけでなく大金を損失し続けてるんじゃないかと思うときもある。そう、ボクがかなえたい夢は、ラクしてお金が手に入って、食べたいものを食べたいときに食べられる自由を得ることだ。働かないという意味じゃない。憧れの職業につきたいという意味でもない。夜も眠れないような不安に襲われることはなく、そこそこのストレスで仕事ができて、仲間たちと愚痴が言いあえる仕事ならいい。
そんな仕事を目指して、気がつけば膨大な時間を費やした。それでも、たどり着けないし、一生たどり着けないかもとさえ思っている。ラクを目指して、とんでもない苦行に直面しているだけかも。
ま、周囲を見ても、なりたい自分になっているようなヒトをあまり見かけないし、いつまでも夢を追いかけている高齢者もあまり見かけない。あと、10年くらいかなあ。かなえたい夢を追いかけられるのも。

前に進んでいれば、どこかにたどり着く。なりたい自分でなくてもいいや。たどり着いたところが自分がなるべきところだ。

その道の途中で、できたら、神様、仏様、ご先祖様、守護霊様、お父ちゃん、お母ちゃん、可愛がってくれたおじさん、おばさん、どうかボクに、街を歩いていて、食べたいなと思ったモノを食べることのできる時間とお金、自由を得る夢をかなえてください。


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