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伊勢詣未遂

 今日は久しぶりの元旦に仕事が休みでした。

 コロナ以降初詣は、3が日を外して言っていましたので、今年もそのつもりで、一日だけの寝正月を堪能しようと思っていました(笑)。

 しかし、母は元旦に初詣に行くきまんまんだったようで、ウキウキでどこに行こうか?と話しかけてきました。

 3が日はいかないというと、わかりやすくがっかりされたため、久しぶりに恒例だった伊勢神宮内宮に行くことになりました。

 三重県に向かう道は思いの外空いていて、楽しく向かっていました。

 がしかし、私達母娘が穏やかに行くはずもありません。

 三重県に入ってしばらくして、旧久居市のあたりに差し掛かったとき、いつものように交差点を右折しようとしたら、母が「なんで曲がるの!真っすぐ行ったほうが早いのに!」と言い出しました。

 私は「はぁ?」と思いながらも、母の言う通りに直進しましたが、この道は通ったことがありません。

 それに、いつもの道に行っても行けるのに、無理に道を変える必要があるのかと、喧嘩勃発しました。

 「ナビセットして!」と怒り気味にいう私。

 「そんなに怒ること!」と起こる母。

 しかし、走っていくうちに「方向間違えた。こっち遠回りや……」と母。

 すでにどうでも良くなっていた私は、「そうなん?もういいやん。」と、進んでいきましたが、母は落ち込んでいました。

 そこからはしばらく、母をなだめながらしばらく進みます。

 松阪市をこえても順調に進んでいきます。

 しかし、そんなに上手くは行きませんでした。

 市立伊勢総合病院の手前から渋滞が始まり、高速の下を通ってすぐ横のイオン伊勢店の交差点に行くだけで、ちゃんと時計は見ていないのですが、30分〜45分かかりました。

 普段なら5分もかからない距離だと思われます。

 イオンの手前で、母から「今日は帰ろうか。このままじゃいつ着くかわからんもんな。」と言われたので、今日の伊勢詣は断念しました。

 正直ホッとしました。ブレーキを踏んでいる足がしんどくて仕方がなかったもので(笑)。

 そして、そのままイオンに寄ると言い出しましたが、帰りが混雑するので、明和町のイオンまで戻ることを伝えて、母納得のもと戻りました。

 イオンに寄って、昼食を購入し自宅を目指しました。
 
 15時前に帰宅しまったりしていると、スマホとタブレットからけたたましい音がなり始めた直後、近畿の我が家も長い時間しっかり揺れていました。

 私は防災リュックと貴重品の入ったカバンを、すぐに持ち出せるように準備し、地域の防災放送がなっていないか確認していました。

 しかし、母はニュースで得た情報を説明してくれていますが、逃げるという思考は持ち合わせていないようでした。
 
 私がいないとき、この人は大丈夫なのだろうかと、かなり不安になりました(笑)。

 我が家はこの1回揺れただけでした。

 伊勢詣をしようとした、前半の記憶がなくなるほどの出来事です。

 石川県では余震が続いていて、SNSにどんどん映像が流れてくると、被害の大きさに驚くばかりです。

 これ以上被害が広がりませんように祈るばかりです。

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