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2024年7月11日「どんぶりプリン」

 プリンの話を書いて、最近思い出したプリンの思い出がありましたので、覚えているうちに書いておきます。
 
 中学3年生の時、男女一緒に受ける家庭科の調理実習でプリンをつくることになりました。

 家庭科には当然専門の担当教員がいるのですが、プリン大好きな担任の先生が、テンションが上っていてそれにつられて、私達ももれなくテンションが上っていました。

 担任の先生は、プリンが好きすぎて丼鉢でプリンをつくるのが夢だと、それはそれはうっとりとして語っていました(笑)。

 普段は小さな体で、自分より大きな生徒を叱る姿は、猛獣のような先生なのですが、この時はすっかり乙女になっていました(笑)。

 そして、プリンの日までの道のりが長く、理由は忘れましたが、何度か延期になっていました。

 延期になった日のクラスの雰囲気は、お通夜状態になっていました。

 念願の調理実習プリンの日は、ウキウキしすぎて授業どころではありません。

 それは、担任の先生も一緒でした(笑)。

 担任の先生のプリンは当然ないのですが、みんなで材料をやりくりして、どんぶりプリンは無理ですが、担任の先生の分もプリンを作りプレゼントしました。

 もちろん先生は大喜びで、食べていました。

 そんな思い出のどんぶりプリンを、卒業後に思い出して高校生の時に作ってみました。

 順調に作っていたのですが、カラメルソースを作ってどんぶりに入れようとした時、事件は起きました。

 手が滑って熱々のカラメルソースを足が、足に大量に溢れてしまいました。

 パニックです……。

 制服のままで作っていて、さらにパンストを履いていてその上に落ちたので、すぐに脱ぐこともできませんでした。

 我に返ってすぐにお風呂場に行き、シャワーで水をかけ、ゆっくりパンストを脱いだのですが、みるみる大きな水疱ができてしまいました。

 かなり大きく火傷していたので、病院で治療してもらいました。

 母にもこっぴどく叱られました。

 私にとっては、どんぶりプリンは悲しい思い出になってしまいました。

 それ以来プリンは作ったことがないのですが、せっかく思い出したので作って見ようかと思っています。

 


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