おやつレク

　年間行事というものがありで、私は5月のおやつレクの担当にあたっていました。

　おやつレクは、考えることが多く栄養科との連携も必要ですので、企画書をつくるのも一苦労なんです。

　もちろん予算もあって、ご利用者から頂いているおやつ代の範囲内で行う必要があり、材料費の計算も例えば一度１個の値段も出すようになっています。

　お手軽なホットケーキミックスを使いたい所なのですが、それを食べれる人は全体の３分の１しかおらず、作っても食べられない人が多くなってしまいます。

　できる限り作ったものを食べられうようなものを作りたいところです。

　悩みに悩んで、今回はあじさいゼリーをつくることにしました。

　ゼリーであんこを包んだものを考えていたので、ゼリーでは包む時に溶けてしまう可能性があり、寒天を使用することにしました。

　寒天はかき氷シロップで色付けし、赤と青の２色を用意することにしました。

　しかしここで問題が発生します。

　寒天はゼリーと似ていますが、口の中の温度では溶けずしっかり噛む必要があり、普段おやつをゼリー対応している、３分の２の人には提供できません。

　ちなみにあんこもＮＧです。

　なので今回は、２種類のおやつをつくることになりました。

　ゼリー対応のご利用者は、２種類のゼリーを混ぜてあじさいに見立て、生クリームを絞っていただくことになりました。

　おやつ作りといっても、ほとんどの準備を職員が行います。

　ご利用者には、仕上げを行っていただきます。

　順番に職員が説明しつつ仕上げをしていただき、出来上がったおやつを見て「きれいね」「変わったおやつね」「うまくできたでしょ」など、喜んでいただけたようです。

　全員の対応が終わったときには、前半に作った方はペロリを召し上がっていました。

　準備は大変でしたが、ひとまず成功したようでホッとしています。

　今回は業務中ということで、自分のスマホでの撮影ができませんでした。

　記事タイトルの画像を探していると、まさにこれと言う画像を提供してくださっているクリエイターさんがいらっしゃいましたので、使用させていただきました(笑)。