9月28日。心に体がついていかない状態ってあるんだな。

10月12日に亡くなった父の看とり、母を支えた1ヶ月の記録です。


父の容態が悪い。

父入院の電話がかかってきたのが先週9月26日の水曜日。

そこからバタバタバタバタ。

入院したら、医療のお世話になったら治ると思ってたら、もう手遅れで不治の病になっていた。

コロナ禍で自由にお見舞いができない昨今。

看護師の妹が家で看取るという。

それならば、と、私も仕事を休む手筈を調え、2ヶ月家をあける準備に取りかかる。

毎晩のように父の容態などに関するLINEが兄と妹から送られてくる。

なんとか二人についていってるつもりだったけれど、父の容態について受け入れていっているつもりだったけれど、食欲がなくなり、胃薬のお世話になっている。

体力を落としちゃいかんと無理に食べてきたけれど、もう無理。

胃が働いている気がしない。

私、大変なんだ、今。

自分の体が教えてくれる。

夜だって寝れやしないし、朝4時から目が覚める。

9月27日夜、父が30日木曜日に退院できることが決まった。

容態は、すでにすこぶる悪く、退院するためだけに体をもたせている状態だとか。

でも、まだ話せるらしく、

「寝たら死んでしまいそうで怖いから寝んようにしてる」

なんて言ってたらしい。

私もなんだか寝れないよ。

人が産まれてくる時と人が死んでいく時は、本当に大変なんだ。

医療に支えてもらいながら、家族が連携して生きている。

長男も、次男も、私は医療や家族にものすごくお世話になって産んだ。

父も今、医療と家族に支えられている。

私は遠くに住んでいるから、今は、帰る準備と連絡を取り合うことしかできていないけれど、連絡をとって心配している家族がいることもきっと違うんだろうと思う。

兄弟の中で一番役立たずなのは自覚しているから許してね。

体、ちゃんと帰るまでもってね。

父を看とるまで私、元気でいてね。

そう願う。

9月28日早朝の記録。

出すのは死後かな。出さないかな。



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