10月20日(水)早朝。役場の処理は終わり。

父を自宅で看取った前後1ヶ月の記録。

昨日で、市役所の関係の書類は終わり、年金の方も、戸籍謄本の取り寄せや、年金事務所への予約など、今、できる作業はし終えた。

遺族になったら相続の問題をよく聞くけれど、それは、登記の問題で、そちらは役場の仕事ではないことが分かった。

だから、ほったらかしになったりするのね。

相続は、兄の担当になっているので、気が楽。

昨日は、父が借りていた畑に置いていた道具類を取りに行った。まだまだ野菜を作る気でいたらしく、牛ふんや鶏ふんなど、大量の肥料や、道具が出てきた。

母が一人になってから撤収作業をしたら大変だったわ、と、二人で苦笑。

することはどんどん出てくる。

その後、念願の冷蔵庫を買いに行き、ついでに壊れてしまった掃除機も買い換える。

掃除機は、突然動かなくなった。父が修業に使うために持っていったのかしら、なんて、二人で笑う。

バタバタしているので、父にお供えするご飯が適当になっている。

葬儀社さんが、「1日1回の方も多いですよ。」と教えてくださったり、仏壇屋さんが、シリコン製のごはんが売ってあることを教えてくださったりしたので、そこまでがんばらなくてもいいのか、と、肩の力が抜けたのも大きい。

次男が電話で、学校を3日間休んだ分を取り返すのが大変と言ってきた。つらそうだったけど、がんばってもらうしかない。

やっていないテストと、書けていない作文を休み時間にやっているそうだ。今週がんばったら、また、休み時間に遊べるようになるかな。

「お母さんから少しお礼をもらったので、それで好きなゲームを買おうね。」と、励ましてみた。

そばにいれば手伝ってあげられることもあるけれど、離れているのでがんばってもらうしかない。

長男の方は、飄々としている。

わりとこの生活に適応しているみたいだ。

今日は、父のクレジットカードの解約と、冷蔵庫の搬入が主な仕事。

何もしないでいい日というのがまだない。

でも、29日に帰れそうな感じはしてきたし、自分の用事もなんとかできそうになってきたので、心は軽くなってきたぞ。

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