#平凡なオヤジの戯れ事綴り No.11

『ハゲとゆで卵』

世間一般的に見て、頭が剥げているか、もしくはスキンヘッドに剃り上げている人は、鼻髭か顎髭を生やしている人が多い

何故だろう？
自分が考えるに、頭もツルツル、
口の下もツルツルじゃ、のっぺらぼうの“ゆで卵”そっくり、いやそのものだからか？
遠目に見たら、どっちが上か下なのか、判別が難しいからかも？
逆立ちしたら尚更だ！

あまり、突っ込んで話過ぎると、“御ハゲになっていらっしゃる方に怒られてしまう
好きでハゲになった訳じゃないゾ
中には、見事に剃り上げて、堂々と“スキンヘッド”で町中を闊歩している人もいる

禿げ方にも色々ある
前からくる人
頭頂部からくる人
全体的に薄毛になり、“バーコードの1-9分けで最後の無駄な抵抗をしている人
中には、１０円禿が、幾つも重なってハゲを形成するレアなケースもある？

生まれてこのかた、常にお陽様の強い光に照らされ、ダメージを受けている
ましてやストレスが重なれば、ハゲに勢いがついてしまい、瞬く間にツルッパゲ
されど、ハゲは禿げ
現実を認めよう、どんなに見つめたって毛は生えてこない
”禿がなんで悪い”って、開き直ったっていいじゃないか

その時だ
空から、お腹を空かしたカラスが、ゆで卵と間違えて“禿げ頭”に舞い降りてきた
ところが、狙われた方のハゲの手入れが行き届き、カラスはツッルっと滑ってしまった
“ざまぁ、みろ”
ハゲにはハゲのプライドってもんがある

例外が多少あるが、いつかは誰しも禿げてくる
ちょっと早いか、遅いかの“軽い”問題だ？
ハゲ同士、団結しよう

“ありゃなんだ、ピカピカ光る塊が、こっちに向かって集団で向ってくるぞ”
あれこそハゲの集団、人呼んで“ザ、HAGE Brothers”さ
君も、入会しないか、今は特典付きのキャンペーン中だ
結構です、わたくし今の所、見ての通り“フサフサ”ですので
“確かに”
“じゃ、予約だけでも”
　“しつこいなぁ、このハゲ頭”