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デッカちゃんを見て「幸せとは何か?」を考えさせられた話。
幸せとは旅の仕方であって、行き先のことではない。 ロイ・エム・グッドマン
唐突だけど、僕らが生きている世界はあまりにも相対的すぎる。
これは久々にマジだ。この上なくマジだ。
年収が高い低い、モテるかモテないか、フォロワーが多い少ない、頭がいいか悪い、足が速いか遅いか、楽しいか楽しくないか、若い若くないetc
人間がする話は相対的な話ばかりである。
よくよく自分の会話を振り返ってほしい。
人は何の意味もない相対的な話題を取り上げ相対的な言葉のキャッチボールを繰り返す。
最近太った、痩せた。あの子はかわいい、かわいくない。
それが人生だと思いたくないが、僕も含め大半の人間はそうなのである。
先日千葉のスタバで2時間寝たフリしながら、老若男女6組のサンプルをとって6/6でそうだったから間違いない。
実際に僕は高校3年の時に、相対的な言葉を使ったら負けというゲームを友達とやった結果開始10秒で話すことが無くなってしまった。そこのあなた試しにやってみてほしい。マジで話すことなくなる。いやマジで。
もはや笑えてくる。
人間は相対的にしか世界を見ることができない。&相対的にしか世界を語ることができない。
僕にこのnoteを書かせるきっかけを作ったのは、デッカちゃんという芸人の存在である。
皆さんはデッカちゃんという人物をご存知だろうか?
彼はどちらかと言えば肥満体型で、赤髪のおかっぱ芸人である。しかもこれでもかというくらいによく気づく。むしろ気づきすぎである。
そんなデッカちゃんを見ながら、僕はある真理に気づいてしまった。
デッカちゃんもまた相対的な概念にすぎない。と。
何を言ってるかわからない人もいると思うので、説明する。
彼は日本という国において、多少BMIが高いというだけでデッカちゃんを名乗っているのである。相対的に周りと比べ自らを判断し、相対的な自己ブランディングをしている。
結局デッカちゃんも、他人軸で生きているのである。これはデッカちゃんを批判してるつもりは毛頭ない。人間とは、周りとの関係性の中で自己を決定していく生き物なのだから。
そんな彼も肥満大国にアメリカに行けば、BMI平均値以下ちゃんになってしまうだろう。
そうつまりデッカちゃんとは相対的な概念にすぎないのである。
この瞬間を境に、僕は世界が相対的なものであることに気づいてしまった。
気づいているという点では、むしろ僕の方がデッカちゃんよりデッカちゃんである。ぱふぱふ
そしてこの事は、人間がこの世界を少しでも幸せに生きていく上で知っておいた方がいいと思うので書いてる。
なぜなら個人の幸せとは絶対的なものであるから。※少なくとも幸せは相対的なものではないと現時点での僕の考え。
だってホームレスの人が俺は幸せだ。って言ってたら誰も否定できないじゃない?
僕は2018年は家が無くて新宿西口や横浜スタジアムで野宿した時ホームレスの方と話す機会があり「人生色々あるけどそこそこ幸せで満足してる」と言われた時、否定できなかった。
逆に心配なのが、発展途上国を見てきた日本人学生のありがちな感想である。
「日本という裕福な国で暮らしている私たちは幸せだと思った。その分日本でやるべきことをやらないといけない」
残念ながらこの学生が幸せな人生を歩む可能性は非常に低い。なぜなら「幸せを経済的に裕福である」と相対的に捉えている時点で、この資本主義社会に上には上がいるのだ。自分より裕福で幸せそうな人が見えてしまうので、この学生は相対的に不幸になってしまう。
隣の芝が青い理由は僕たちが世界を相対的にしか見れないからである。
相対的な視点では、人間の幸せの器が満たされることは絶対にないのだ。
昔の偉人たちが言ってる事は、真理だなぁと毎回思わされる。老子の「足るを知る」は流石としかいいようがない。
焼肉食べ放題に行ったところで、帰り側の幸福感はnot食べ放題と変わらない。
むしろそれ以下だ。
老子が1番食べ放題というビジネスモデルから遠い存在であるということは、言うまでもないであろう。
かれは、量より質タイプなのである。
現代の老子にとって、牛角の食べ放題コースなんぞは最も糾弾すべき存在だろう。
そういう意味では、ここ数年で僕も老子に近づいたと胸を張って言える。
こう書くと、胃袋の老いがなんだか崇高なことのように聞こえるではないか。知らんけど。
幸せとは何か?というのは、人類の割と永遠なテーマでかつ僕の高校2年生から現在22歳に至る5年間1番のテーマでもあるのでここで多くは語れないので、またの機会に語りますけども。
今日はそんな感じ。
とりあえずみんな幸せになってくれ。基本的に誰もあなたを幸せにはできないから。
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