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地域一番福祉用具レンタル会社への道〜「介護力」を標準装備化する〜

HMM−JAPANさくらんぼの村上PONTA和之(むらかみポンタかずゆき)です。



地域一番福祉用具レンタル会社を

目指す時に必要な8つの力


今回は「介護力」についてお伝えしていきます


ぼくがデイサービスを経営していた時のこと


ご利用者に介護用ベッド・車椅子・たちアップ・

ポータブルトイレ等の福祉用具を導入するための

担当者会議が開かれた


それぞれの福祉用具の使い方

普段の生活の中での使い方などを

福祉用具会社が説明していた


はじめは黙って聞いていたのですが

あまりにもデタラメな説明に我慢ができなくなり

途中で割って入ることになった


デタラメというのは

間違ったことを言っているという意味ではない


介護される人・介護する人からみて

どう使うことが最も使いやすいか?

という観点が抜けているという意味である


施設の現場では

全てのご利用者に同じ介護技術を

提供することはマレである


1人1人のご利用者と

介助するスタッフに応じて

介護する方法は異なる


そのことが分かっているから

送迎時などにご家族に介護の相談を受けた時

まずは施設でやっている方法を伝える


その方法でまずはやっていただく


難しいところ

つらいところなどを聞かせていただき

そのご家族にとって

最良の介助方法を一緒に考える


そんなアドバイスの仕方が当たり前でした


商品説明的なものは全く必要ない


目の前のご利用者と

ご利用者をサポートするご家族にとって

どういう福祉用具の使い方をすれば良いか?


そのアドバイスがなければ

福祉用具専門相談員の価値はゼロということです


担当者会議では価値ゼロの相談員だったので

割って入ることになりました


会議終了後に

相談員と話をすると介護経験は全くないとのこと


じつは

福祉用具専門相談員にとって

介護経験が全くないことは致命的だと

ぼくは考えている


福祉用具はご利用者だけを見て選ぶものではない


ご利用者をサポートする環境がどうなっているか?

人的環境、生活環境、介護サービス環境…

あらゆる「サポート力」を勘案して

ベターな福祉用具を選ぶ必要がある


その見極めができるかどうか?


福祉用具専門相談員の最も重要な資質だと考えている


ぼくのあるクライアントで

3ヶ月で新規契約を獲得できる

福祉用具専門相談員育成のための

新人プログラムを作成した


1ヶ月目は提携している介護施設での現場実習である


実際に自身が提案する福祉用具が

介護の現場でどう使われているのか?


それを身をもって体験してもらうことから始める


新卒採用はもちろん

中途採用でも介護とは全く無縁の世界から

飛び込んでくる方が多い


そんな方が営業として活躍するためには

その前提となる介護の世界を知ることなしに

成長することは期待できない


中には営業力でカバーする会社もあるだろう


それでは営業成績が属人的になってしまう

営業センスのある人材が稼げる人材になってしまう


誰もが営業として活躍し

会社の業績に貢献できるようにするためには

介護現場の経験が不可欠なのである


介護をするという活動の中で

福祉用具がどんな働きをしているのか?


そこを見ることができるようになるかどうか?


ケアマネにとって

信頼できる福祉用具専門相談員というのは

ご利用者とご家族の視点を忘れずに

福祉用具の提案や使い方の助言ができる

相談員ではないだろうか?


次期介護報酬改定は厳しくなることが予想される


福祉用具については

軽度者を切り離すための会議が

厚労省で開かれている


そんな流れをも跳ね返すような

福祉用具会社となるためには

全てのスタッフに「介護力」を

身につけてもらうことが

きっと役に立つと考えている


「介護力」


多くの福祉用具レンタル会社が

これまであまり意識してこなかったことだろう


これからは頭に留めておいて損はない






著書一覧:https://kazponta.com/profile/


「必ず繁盛店!売場演出の極意」(同文館)

「デイサービスオーバー90 マーケティング」(日総研出版)



コンサルティングスタンス:https://kazponta.com/mc/


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