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地域一番福祉用具レンタル会社への道〜「経営力」の高め方〜

HMM−JAPANさくらんぼの村上PONTA和之(むらかみポンタかずゆき)です。



地域一番福祉用具レンタル会社を目指す時に必要な8つの力


今回は「経営力」についてお伝えしていきます


経営とは簡単に言えば

「ヒト・モノ・カネをダイナミックに動かすこと」

です


ヒトの問題はマネジメント力を

高めることが求められます


モノの問題はマーケティング力を

高めることが求められます


カネの問題はファイナンス力

(ぼくがお伝えするレベルでは計数力)を

高めることが求められます


マネジメント力の中には

採用や人材育成を

効果的に行うための

さまざまな施策があります


評価制度や記録の充実などもその1つです


マーケティング力の中には

販促やマーチャンダイジングを

効果的に行うための

さまざまな施策があります


介護技術や援助技術を学ぶことも

人材育成の側面だけでなく

事業所運営のレベルアップ

のためにも大切なものとなります


ファイナンス力の中には

計数管理や資金調達を

効果的に行うための

さまざまな施策があります


稼働率を3つの数字で把握することや

月次決算の導入などに取り組むことも

その1つです


それぞれについては

次回以降

順次詳しくお伝えしていく予定です


では

経営とはコレだけで十分なのでしょうか?


ココまでお伝えしたマーケティング力

マネジメント力、ファイナンス力は

経営の「やり方」に関する要素です


経営には「やり方」を決めるまたは判断するための

「軸」と言うべき『あり方』が必要になります


この『あり方』に基づいて

経営者は経営の舵取りを行っているのです


ただ多くの経営者がこの『あり方』に

気づいていない

意識していない

学んでいない


特に介護事業所は

その傾向が顕著です


では「経営力」における

『あり方』とは何でしょうか?


ぼくが考えるのは

「哲学」と「時流認識」の

2つです


経営者としての存在のあり方を見定め(哲学)

その立場より流れゆく時流をしっかりと受け止め(時流認識)

その中で自己のかけがえのないサービスに取り組むことで人様に伝え、支持してもらい(マーケティング力)

その結果をより客観的にとらえて、次なる自己の発展に活かしていくこと(マネジメント力とファイナンス力)


これが「経営力」だとぼくは考えています


今回のテーマ「経営力」を高めるためには

「時流認識」する力を高めること

「哲学」する力を高めることが

必要になります


まずは「時流認識」


時流認識で大切なことは2つ


歴史を知ることと

経済を知ることです


歴史を知る


経営者にこの認識があるかどうか?は

現場のスタッフがインテーク時に作成する

アセスメント票やモニタリング用紙を

拝見するだけで予想ができます


経営者に歴史を知ることが

大切であるという意識があれば

当然のごとく

現場のスタッフにもその風土は根付いていきます


インテークに赴けば

ご利用者の人となりを

少しでも知ろうと

ご利用者の生きてきた歴史を

知ろうとします


さらには

福祉用具を納入してからの

ご利用者の生活の推移を

知ろうとします


福祉用具を製品としてではなく

ご利用者の使用価値に基づいた商品として

取り扱うようになります


また

時代の流れを知ることも

介護業界では特に大切です


ぼくは2024年度報酬改定を

平成24年度改定から学んで

予測を立てています


介護保険という制度が

2000年からたどってきた歴史を

しっかり学んでいるからです


経済を知る


経営者が経済オンチですと

小さな法人を維持することはできたとしても

法人を大きく発展させていくことはできなくなります


経済学とは近代資本主義を学ぶことです


それ以前を学ぶことは歴史の範疇になります

社会主義経済はそもそも近代資本主義を分析するための経済学が始まり


まさに今のこの国の世界の経済を学ぶことである


7月末の経済財政諮問会議で

「利用者負担の見直し」を提言するというのはなぜなのか?

そもそもこの会議は

物価の上昇に対して国民の生活を守るための方策を

提言することが議題であったはず

にも関わらず

負担増の提言を介護業界に対して入れてくる

その真意はどこにあるのか?


そういうことを考える

頭を持つことが大切だということ


次に「哲学」


これは人間とはなんぞや?

ということに尽きる


意識をしている

意識していないに関わらず

経営者は何かを判断・決断するときに

何らかの「軸」に基づいて行なっています


判断するときは

人は冷静に周りを見渡して

シビアに不要なものを

切り捨てていく力が求められる


それができるかどうか?は

「軸」の有無

「哲学」の有無にある


その「軸」は何なのか?


なぜ自分はそういう「軸」を持つに至ったのか?


それを内省することが「哲学」である


そして

介護という仕事において

この「自分の軸」のない人間は

他者に関わってはいけないと

ぼくは考えている


軸のない経営者の元には

軸のないスタッフしか集まらない


そういう事業所でケアを受ける

ご利用者は不幸としか言いようがない


以上5つの力(哲学・時流認識・マーケティング・マネジメント・ファイナンス)

を束ねたものが「経営力」である


あくまでも

ぼくの「経営力」論ではあるが…






著書一覧:https://kazponta.com/profile/


「必ず繁盛店!売場演出の極意」(同文館)

「デイサービスオーバー90 マーケティング」(日総研出版)



コンサルティングスタンス:https://kazponta.com/mc/


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