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地域一番福祉用具レンタル会社への道〜福祉用具の選び方(基本編)〜

HMM−JAPANさくらんぼの村上PONTA和之(むらかみポンタかずゆき)です。


福祉用具を選定する際に何を見ていますか?

ご利用者を見ることは当たり前

もう1つ

サポートする人まで見て選ばないと

ご利用者が元気になれないのが福祉用具です



「この人たちは一体、どんな考えを持って目の前のご利用者の福祉用具を選定しているのだろうか?」


担当者会議等でお会いする

福祉用具相談員を見て感じたこと


マニュアルがあるように見えなかったが

何となく選択のパターンが決まっていて

その通りに選定している


少なくとも

目の前のご利用者を見て

最適な福祉用具を

選択しているようには見えなかった


福祉用具の使い方の説明が始まると

「おいおい、このご利用者はそんな動きは苦しいだけで、そのうち福祉用具を使わなくなるよ!」


そんな場面に何度も出くわした


その度に

新たな福祉用具の提案を

させてもらっていた


下の図は

ぼくが福祉用具を選定するときの

基本的な考え方を示した図だ


ご利用者にとって

よりラクに動くことができる

難しく感じていたことが

簡単にできるようになる

不便だった生活が

少しでも解消される


これが福祉用具選択の第1選択肢


第1選択肢の「キーワード」は

『安全であること』


福祉用具がご利用者にとって安全であり

安心できる道具であることが大切になる


ただ

ご利用者にとって最適な福祉用具だけが

答えにならないこともある


サポートがどうなっているか?


ココに目を向けて用具を選定する必要がある


例えば

同じ要介護5で寝たきりのご利用者がいる


1人は老老介護で手厚いケアは期待できない


もう1人は

介護職として仕事をしていたお子さんがいて

一緒に暮らしながら手厚くケアができる


この場合

選択する介護ベッドは同じだろうか?


前者は

エアマットを導入して

床ずれ予防などに取り組まないと

在宅での生活維持が難しくなる


一方の後者は

高反発マットを導入して

サポートする側のケアが

やりやすい環境を整える


ぼくならこう提案する

(実際に2人の母でも体験済み)


福祉用具はサポートする人にとって

よりラクにする効果はあるが

ご利用者を元気にする効果は乏しい


安全でなければいけないが

それ以上でもそれ以下でもない


杖があれば外出できるようになって

おかげで元気なりましたよ!

と言われたことがあるが

外出が目的であって

杖は目的にはなり得ない


外出するから元気になるわけであって

杖が元気にしているわけではない


この辺を理解していない相談員が多い


この考え方を取っ払わないと

福祉用具はますます介護保険から

外されてしまうように感じる




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