セカンドペンギンに拍手を
福岡出身の奈緒ちゃんが主役を務めたドラマ「ファーストペンギン」。
経験のない漁業の世界に飛び込んでいく女性起業家のストーリーだ。
自己の強い熱意と、それに共感してくれる人が周りにいればどんな困難も乗り越えられる、そう教えられる話だった。
さて、「ファーストペンギン」とは、一般的には『元来臆病なペンギンの中で、多くの敵が潜む海に最初に飛び込み、仲間たちを先導する「勇気ある一羽目のペンギン」』なのだそうだ。
転じて、このドラマの主人公のように、未知のブルーオーシャンへ果敢に挑むヒーローを指す。
注目したいのは、一羽目に続いて飛び込んでいく「セカンドペンギン」の存在だ。ドラマでは堤真一の役どころか。
いやあ、好きなんですよ。堤真一。
「フライ,ダディ,フライ」の冴えないオッサン、良かったなあ。
〈弱い→強い〉へ進化していく過程を、顔つきや身のこなしで見事に演じ分けてた。ヨレヨレのジャージ着て筋肉痛に苦しむシーン、最高にダサくて最高に格好良い!
ラスボスの須藤元気も、強くて(当たり前だ)憎らしくてよかった。
あと、ムッキムキになりつつあった岡田准一の美しさときたら!
嗚呼、もう一度見たい。アマゾンプライム無料になったら見よう。
閑話休題。
さて、二郎(セカンドペンギン)は、ともすると奇人変人と捉えられかねない一郎(ファーストペンギン)の行動に直面し、瞬時にそれを評価できる判断力と知性、そして胆力を備えている。
この二郎なくしてペンギン王国の未来はない。
一郎も凄いが、二郎もなかなか偉いのだ。
三郎以下のペンギンたちは後に続くだけ、エイヤっという勇気さえあれば良いように見える。
しかし、3番目こそ気をつけないと!というケースもある。
奄美大島の小学校に通っていた頃、こんな話を聞いた。
「ハブは3番目に来たヤツの足を噛む」。
ハブは沖縄や奄美地方に生息する、恐ろしい猛毒の蛇だ。
隊列の3人目が危ない、という理屈は以下の通り。
※以下ハブ目線
ひとり目で気づく。 (カサッ)
2番目で身構える。 (シャッ)
3番目で噛みつく! (シャーーッ)
ギャーっ!!早く毒を吸え!
急いで血清を持ってきて!
だからタテに並んで歩く際は、3番目を譲り合ったものだ。
今思えば、普通に先頭のヤツがやられそうだが。
このくだりは「蛇足」でした。
今日はこの辺で。
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