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【AppleVisionProの戦略は?】新技術はその会社が行きたい先守りたいものから考えると先回りできるよ-252号-

(2024年2月21日サロン向け動画を記事化しております。)


「新しいテクノロジーが出た時は、そのテクノロジーよりも、それを発売している会社がどこに行きたくて、何を守りたいかから考えた方がいいよ」っていうお話を今日はしたいと思います。

発売日から、ちょっと遅れること2週間、ようやくApple Vision Proが手元に参りまして、いま快適な生活をさせていただいてるんですけれども、触ってみて改めて分かるのが、このAppleのVision Proと、Meta社のQuest 3を比較する人が多いんですけど、
体験してみると、それぞれの会社がどこに行こうとしてるのかっていう話と、そもそも、いま何の価値を大事にしているから、その立場でお客様に選ばれているのかっていうところが違うので、製品の仕上がり方が全く別なんですよね。


Apple Vision Proに関しては、落合陽一さんの表現が、すごくわかりやすくて。

Appleって、AirPods Proを出した時に、ノイズキャンセル機能が、まるで魔法のカーテンを引いたように自分だけの音楽空間に没入できるって言ったように、同じように、落合さんはApple Vision Proのことを、「耳じゃなくて、目のノイズキャンセルヘッドセットだね」っていう言い方をしたわけですよ。

つまり、普通にリアルの世界を楽しみながら、例えば、いま自分のMacの画面の上に大きい画面が現れて、視覚だけでPCの操作ができるっていうこともあれば、このマジックのトグルを操作すると、いま僕が雪の中に囲まれた空間にいるっていう風に、まるで視覚が、カーテンを閉めたように没入空間にいれるので。


例えば、僕とかの場合だと、飛行機が一番狭いエコノミーで動いてたとしても、Vision Proをかければ、もう巨大スクリーンの、しかも完璧なバリのビーチの横で映画を見ることもできれば、PCを3スクリーンを立てて仕事することができるっていう風に、Apple Vision Proは、自分専用のオーディオビデオルームを持ち運びできるって思った方が良いわけですね。


それに対して、MetaのQuest 3は何かっていうと、元々Metaって何の会社ですか?っていうと、やっぱり「人のつながりっていうことを、より親密にするっていうことから成り立ってるから、どっちかっていうと、ゲームを通じて友達とワイワイやったりで、彼らのサービス自体は、まだうまくいってないんだけれどもVRチャットのような、メタバース空間の中で友達とワイワイしたりということのハードとして最適化してるわけです。


一見すると、このVRの、ヘッドマウントディスプレイっていうものが似たように見えるんだけれども、Vision Proはどこでも自分専用の没入できるオフィス空間であり、オーディオビジュアル空間を持ち歩けるもので、Quest 3というものはバーチャルの中で、新しい人とつながりができるっていうものなわけですね。


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▼会社の向かいたい先、守りたいもの
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じゃあ、これが最初の話でいう、新しいテクノロジーが出た時に、どういう風にその会社が向かいたいのか、守りたいものは何かっていう話でいうと、、、

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