プロセスエコノミーはマインドフルネスにつながっているよ-224号-
(2021年6月11日サロン向け動画を記事化しております。)
今日はプロセスエコノミーをちょっとアップデートしたくて。
プロセスエコノミーとGoogle が言っている「人がクリエイティブになる方法」っていうのがめちゃくちゃ相性いいよ、ってお話をしていきたいと思います。
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▼ なぜマインドフルネスがプロセスエコノミーと相性が良いのか?
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「マインドフルネス」って、もう日本でも有名な言葉になってるんですけど、これストレス軽減の瞑想法みたいな感じで日本の文脈だと取られがちなんですけど、実は元々はGoogle が「人がよりクリエイティブになるためにはどうすればいいのか?」っていうことと、「20%ルール」っていって、Google の中ではエンジニアの人たちが、自分の時間の20%を何でも好きなことに使っていいよと。
で、ある期間20%やってみて、うまくいきそうだったら正式に広げていこうよ。ということをやるルールなんですけど、その中で出てきたものなんですね。
じゃあなんで、マインドフルネスがストレス軽減法と結びつきやすくて、クリエイティブと近づいて、プロセスエコノミーとも相性が良いか? ってことなんですけど、一言で言うと「今を生きてますか?」っていう話なんですね。
つまり人間っていうのは、予測をするということで生きられるという形質を得たので、僕たち人間って、体が象とかライオンとかに比べて小さいし、速く走れるわけでもないし、にもかかわらず僕達が、地球の中の生態競争の中で上の方に居させて頂けてるのはなぜかというと、人間として「コミュニケーションをすることで集団で動ける」って事が一つ。
あともう一つ大事なことが、「未来を予測してその予測する中で集団で行動することができる」ので、例えば、狩猟活動において餌となる鹿とか牛とか豚とか
「お前はあっち側から行け。俺はこっち側から行く。そうすると相手が追い詰められるから、罠に落とし込むことができるよ。」
という風な、かなり時間が長い先を予測できるという能力が、言語という集団で動くって能力と2つ重なったから、人間っていうものは体が大きい生物、足が速い生物よりも、生態競争の中で上に行くことができたんですよね。
でもこれはある種、裏返しもあって。
つまり何かって言うと、「ライオンが狩猟に成功できる確率」って何%か知っています?実は2割以下なんですよ。つまりライオンは予測できない分、その瞬間瞬間に、バッってダッシュして、で「獲れた!」ないしは「ダメだった。。」ってなるわけですけれども、普通2割しかなかったらめげますよね。
なんですけれども、ライオンっていうのは中期の予測能力がないので、「あー今回失敗しそうだ。。」とかですね「成功するためにどうすればいいんだ?」みたいなことを考える力が弱い一方で。
逆にいうと中期を考えないからおそらくめげないんですよね何回失敗しても。
でも人間っていうのは、予測ができることで先々の成功確率を上げると同時に、「あぁ、どうせこれ失敗するよ。。」とか「あぁ、失敗したらどうなるんだろう。。」っていう風に、今にいるのに未来の失敗を勝手に予測しちゃってそれで自分が不安に苛まれるっていうことも、機能の裏返しとして得ちゃったわけですね。
なので、人間っていうのは今を生きているようで、「今日も会社行ったらこんなことで怒られるんじゃなかろうか。」とか「いやー、昨日こんな失敗しちゃったから、今日も何かやらかしてしまうんじゃなかろうか。」っていう風に未来の失敗を勝手に先取りして不安がり、過去の不安っていうものを今に引きつけて勝手に今の中で後悔をし続けるって言う生き物になっちゃったんですよね。
でもこれは「未来を予測できるから先回りできる」っていう機能の裏側なわけですよ。
どうしても僕達は、今を生きているようで未来を不安がり、過去に憂うという体質になっちゃってるので。
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▼ クリエイティブとマインドフルネスの関係
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それでさっきの、「何で Google のクリエイティブとマインドフルネスが関係するか?」っていう話なんですけど、
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