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「役にたつ」だけじゃなく簡単な「意味がある」すらパクられる時代、本当に選ばれる「意味」とは何か?-057号-

「役に立つ」から「意味がある」、この意味すらも簡単にパクられてヘトヘト競争になってしまいがちな中、本当に持続的に価値がある意味は何だ?を今日は解説したいと思います。

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▼ 中途半端に「意味がある」のすらパクられる時代に
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おかげ様で『プロセスエコノミー』が、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」イノベーション部門でグランプリを受賞して、その中でお話ししたことが、
インターネットで情報社会がめちゃめちゃ激しくなってくると、「役に立つ」っていう「機能」は簡単にパクれてしまうから、もう役に立つだけだったら競争が激しくなって、安売り競争ヘトヘトで、メーカーさんも誰も得できないっていう勝負になっていく中で、
実はいま「役に立つ」っていうことよりも、「意味がある」っていうことの方に、人は価値を感じてしまう。だから極端な話、車でいえば、シンプルに役に立つトヨタや日産よりも、役に立つけど意味が重要なんだっていうベンツやBMWの方が高いし、もっというと、街乗りだと全く高性能すぎて役に立たないフェラーリやランボルギーニの方が、役に立たないんだけれども意味があるから価格が高くなる、っていう時代が起こってますよね。

その時に、「意味をつくるためには、アウトプットよりもプロセスの方が大事ですよね」っていうことを書いたわけなんですけど。

ここ1,2年特に海外の状況を見ていると、中途半端に「意味がある」のすらパクられる状況になっている中で、本当にユーザーにとって「意味がある」、代替性の利かない意味って何なんだろうっていう話が重要になってるんですよね。

これの象徴が


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