二段階認証

Macで二段階認証のコード生成、クリップボードへのコピー、ブラウザの起動を一発で行う方法

万が一取引所に登録したパスワードが漏洩しても、二段階認証を使っていれば、スマホで表示されるワンタイムパスワードを入力しないとログインや出金ができないのでとても安全です。しかし実験的に開いているアカウントだったり、盗まれて困るような額が入っていない取引所に頻繁にログインするようなとき、いちいちスマホを開いて6桁のワンタイムパスワードを入力するのが面倒だったりもします。

そこで、二段階認証のコード生成して、クリップボードへコピーして、ブラウザの起動までするスクリプトを作ってみました。

二段階認証の意味を完全否定する行為ですので、盗まれて困るような額が入っている取引所では行わないようにしましょう。

まず必要なプログラムをインストール

はじめにoath-toolkitをインストールします。

$ brew install oath-toolkit

シェルスクリプトの作成

次にテキストエディタなどでシェルスクリプトを作成します。保存するファイル名の拡張子は .sh にします。

#!/bin/bash
oathtool --totp --base32 '****************' | pbcopy
open 'https://www.bit***.com/'

********** の部分にはGoogle Authenticatorの登録時に表示されるコード(QRコードと一緒に表示されている)を入力します。openの''に囲まれたURLは、開きたいサイトのURLを入れます。

ファイルを保存したらパーミッションを設定します。念のため自分だけ読めるように、パーミッションは700にします。

$ chmod 700 hogehoge.sh

あとはこのファイルをダブルクリックするだけです。もしもテキストエディタが起動してしまう場合は、右クリック→このアプリケーションで開く→その他→選択対象をすべてにしてユーティリティの中にあるターミナルを選択します。(もっと簡単なやり方あるのかな?ご存じでしたら教えてください)

実行してみよう

ファイルをダブルクリックで開くとブラウザが起動して、指定したURLが開きます。クリップボードに二段階認証のワンタイムパスワードがコピーされている状態なので、いきなりペーストすればOKです。簡単ですね!

もう一度言いますが…

二段階認証の意味を完全否定する行為ですので、盗まれて困るような額が入っている取引所では行わないようにしましょう。パソコンがウィルスに感染して乗っ取られたら終わりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?