黒塗りの空を静かに行く
満ちた月の明かりが切なく
冷えた指先を温めてくれた　
あなたの白い息は過去に溶けた

今なら分かる孤独の意味を
もしも あなたも感じてるなら

神様 月に祈る　
最後にもう一度だけ逢えたら
言えずにいた言葉を集めて
伝えられる気がするから　
ありがとうも ごめんねも さよならも

夜の匂いと青く白い雪
記憶の中で並んだ ふたつの影

私が感じていた寂しさを　
あなたも感じてくれてたなら

神様 月に祈る　
時間を戻せるなら
笑顔も泣き顔も ありのまま　
素直に見せられる事が出来てたら
今とは違う未来があったのかな

不器用だったけれど懸命に愛していた
ひとつになれた瞬間が確かにあった

神様 月に祈る　
幸せであるように
後悔は 優しい月の光に預けて
夜が明けてく朝日が昇る
あなたの住む街にも春が来るよ