見出し画像

レバナスはどんな時に『負け確定!』になるのか!?(数学的観点からの考察)

前回の、記事『レバナスはどんな時に有利になるのか!?(数学的観点からの考察)』は勝つ可能性を考察してみたが、直近の半年のデータに基づいて検証してみると、通常レバの方が勝てるという結果となった。

次に、レナバスが『負け確定!』する条件を検証してみる。
※負け:通常レバの利益額を下回ると定義する

前回の記事では『1)A<100/3(33.33%以下の下落率)の場合』を検証した。
これ以外の条件を検証してみる。

2)A=100/3(33.33%の)下落率の場合
  前回の記事の④式を再掲載する

画像1

  ここで100-3(100/3)=0となるので、nがどれだけ高い値であっても、
  値に関わらず解なしとなる。


3)A>100/3(33.33%の)下落率の場合
  前回の記事の④式から、100-3(100/3)<0となるので、
  n<0の場合のみ解が存在することになる。
  しかしながら、n>0と前提条件で置いているため、
  こちらも解なしである。

▼数学に基づく結論
2)3)より、下記が言える。

購入後の最高価格から、-33.33%の下落を喰らったら、レバナスは通常ナスに1回で取り返せない大損失となる!
(再度コツコツと差を縮めていくしなかい)

過去にそんな大暴落はあったのか!?
記憶に新しい3つの大暴落を調べてみる。
1)コロナ(2020/02/20~2020/03/23:-30.29%)
 レバナスは倍の-60.58%

レバナス負け1

2)リーマンショック(2007/10/31~2008/11/21:-54.49%)
 レバナスは倍の-108.98%

レバナス負け2

2)ブラックマンデー(1987/10/02~1987/10/26:-39.93%)
 レバナスは倍の-79.86%

レバナス負け3

これらの大暴落を先読みして売る決断をするには、相当なスキルが必要だろうし、そもそもそこまでのスキルがあるならばレバナスなんて買わずに個別株に投資するだろう。

また『暴落時に購入すればいい!』と思う人もいるかもしれないが、
・誰も暴落の底なんてわからない。
・再度、暴落を喰らってしまうと普通ナスに1回では取り返せなくなる

結局のところ、暴落を喰らう前提ならば、普通レバの方がよい可能性が高い。

また、アナリストでさえ2年先以上は予測不可能と言われている。
長期積立投資するならば『わからない』という前提で投資する必要がある
つまり、起こりうるリスクを許容できる商品に投資する必要がある。


▼最終結論

レバナスは長期積立投資には向かない!
(大暴落を喰らったら通常ナスに1回では取り戻せず負け状態が続く)

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?