見出し画像

オジサンの責務

わざわざ統計を引き合いに出すまでもなく、上場企業の役員、国会議員、裁判官、検察官、大学の学長、、、といった社会をリードするとされるポジションにおいて男性の比率が圧倒的に高いです。しかも、見渡したところ、年齢の高い人が多いですね。

ということは、日本は全体としては、オジサンによるリーダーシップがある社会だと言えるでしょう。リーダーシップというと響きが良いですが、リーダーが持つ権限を考えれば、日本社会はオジサンに牛耳られているとも言えるんじゃないでしょうか。

そんなことを言うと、「俺は牛耳られる方だよ、牛耳ってなんかいないよ」という声が聞こえてきそうです。確かにミクロな視点でみるとそういうオジサンもいるでしょう。しかしマクロで見ればそんなオジサンも牛耳っている側の人間。に見えることでしょう。

そんなオジサン(私も含め)がしなきゃいけないこと。を3つの「責務」にまとめてみました。基本的な考えはノブレス・オブリージュです。(特に合理的な理由もなく)特権を持っているからこその責務。のことですね。
この「責務」は、もちろん自戒を込めて書いてます。重要な順に挙げてみます。

1つ目は、上機嫌でいること

社会のリーダーや、職場のリーダーが不機嫌だとその組織の雰囲気が悪くなりますね。あなたはあなたの顔色を伺う部下がビクビクするのを見て気持ちいいのかもしれませんが、最悪です。やめましょう。

家を出掛けに奥さんと喧嘩して気分が悪かった?言い訳にならないです。そういうことは家で解決してください。いろんなことを飲み込んできた我々なら「公」の自分と「私」の自分を分けて公の場では公のモードで振る舞うことができるはずです。

2つ目は、他のGenを助けること

他のGenとは、Gender(性別)であり、Generation(世代)です。
駅で、ベビーカーで階段を上り下りするときに困っているママさんがいたら、ニコニコとベビーカーを運びましょう。そして颯爽と去りましょう。

え?駅では急いでいて、ベビーカーママさんを無視してしまった・・・?その時点でオジサン失格ですね。オジサンの武器はお金「余裕」です。長年の通勤や客先訪問で、電車が遅れることあるの、知ってますよね。だったら、早めに会社や家を出ましょう。余裕がなかったら他のGenを助けられませんからね。

3つ目の責務は、譲ること

自分にメディア登壇や寄稿など日の当たる舞台が回ってきそうなら、若手に譲りましょう。そしてその若手がその舞台で上手に舞うのを助けましょう、その舞台を上手にこなした若手を祝福しましょう。

日の当たる舞台には自分が立ちたい?やめましょう。あなたがどう思っているか分かりませんが、我々の職務上の将来性はもう、おおよそ定まっています。今から多少日のあたる舞台に出ても大きく変わりません。一方、その、日の当たる舞台は、若手には大きなチャンスになる可能性があります。「舞台」の価値が異なるのです。大きな価値となる人に譲りましょう。


「偉そうに!お前はどうなんだ?」と言われそうですね。^^;
「私はできている」とは決して言えませんが、目指しては、います。はい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?