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お芝居「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」を観たよ

先日、お芝居を観てきました。「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」花總まりさんと、谷原章介さんが夫婦役で主役をしています。銀行強盗にあった13人が、お金ではなく、魂の51%を盗まれてしまったあと、奇っ怪な出来事に遭遇するというお話です。

奇譚であり寓話。

寓話なので、そこから何を読み取るかは、お芝居を見た人それぞれ違うと思います。ネタバレに繋がりそうなので、そこは割愛。

私がこのお芝居を見て良かったなと思うのは、「生身の人間の声」が聞けたことです。YouTubeやNetflixは私も見ますが、全部、録音された声です。内容や意味はもちろん理解できますが、その声を味わってはいません。(まあ、ほぼほぼ、本の要約か、水泳のティップスを見ているので、味わうようなものでもないのですが。^^;)

お芝居は違いました。劇場(日本青年館ホール)がキャパ的には1250人入るそうで、マイクは使ってましたが、それでも、肉声(身体から発せられた音)を味わうことができました。

実は、谷原さんが、(ものすごく長いセリフが、それも数が多いから、全くもっと仕方ないんですが)、2回くらい噛んだんですよね。それも、すごく良かったです。ライブで、自分のいるところから7m先でちゃんと人間が話してる。人間だから、話間違うこともある。予定調和でない、編集もされてない生身の人間の声が聞こえる。

お芝居をそんな風に楽しんでもいいんじゃないかな。また、行きたいな。と思いました。

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