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「やったことがないからできません」の鎮め方

仕事をしていると、とても優秀なのに新しい仕事に対して「やったことがないからできません」という人がいます。その人ができないだろうなーと思われていたらそもそもその仕事(特に、失敗してはいけない重要な仕事)は振られないので、振られるというのはその人はその仕事ができると思われているということですね。

でも、やったことのない仕事は恐い。どうやったらよいか分からないので不安。その気持も分かります。

私は、ちょっとおっちょこちょいなので、そんなことは全く思わないのです。最初に入った商社で南米に駐在に出ることを打診されたときも、その商社からインターネットベンチャーに転職した時も、Web解析コンサルタントから人事部長に仕事が変わった時も、全く怖くなかった。

しかし、おっちょこちょいなわたしはともかく、優秀な人が「やったことがないからできません」とその仕事を断ってしまうのはもったいないので、どうしたら「やったことがない仕事の怖さ」を鎮めるか?のコツは、こんなことではなかいと思っています。

仕事を一度分解した上で、一段上のレベルで要約し直す。その時にこれまでやったことのある仕事との共通点で要約する。

例えば、こんな感じです。これまで商品開発しかしたことがないのに、営業の仕事が打診された。当然やったことはない。でも、開発の仕事の中に「お客様のニーズを満たす」製品を開発する。という要素があり、営業に「お客様のニーズをヒアリング」し、適切な提案をする。という要素があります。

すると、両方の仕事とも「お客様のニーズ」について、「確認し」、「満たす」ことが仕事だ。ということになりますね。すると、開発の人にとっての営業は全くやったことがない仕事。ではなくなるという訳です。

そろそろ2021年は暮れ、もうあと2週間もすると2022年がやってきます。そんな2022年、新しい、やったことのない仕事を打診されたら、ぜひ、そんなことも考えてみてください。


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