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弱点克服トレーニング法

ついに、息子が「試合に出たい」と言い出し、息子のやる気スイッチが入った。ただ、現状試合に出られていないのには理由があって、それを克服して、チーム内や監督からの信頼貯金を貯めていかなければいかない。
そのためには、現状を把握して理想の状態、少なくとも試合に出られるレベルまで上げていかなければいけない。そこで、まず現状を分析してみた。
息子のやる気スイッチの入ったきっかけの記事はこちら↓


息子の現状分析

メリット(武器)

  • 足が速い

  • ゴロ捕りによって、ボールまでの寄り方が速く、1ステップで投げられる

  • バッティングでボールにはコンタクトできるようになった

デメリット(克服箇所)

  • 肩が弱い(山なりのボールでなんとか1塁までワンバウンド)

  • ゴロ以外のライナー(キャッチボール含む)フライが全く捕れない

  • 打球が弱く、当たっても外野まで飛ばない

  • 野球のルールを知らないので、自分で判断できない

ざっとこんなところだろう。

そして、息子は捕れるか捕れないかは構わず、ボールまで猪突猛進に全力で走る。たとえるなら、TV番組のアメトーーク!さんの「運動神経悪い芸人」の野球の試合で、ゴールデンボンバーの歌広場さんがどのポジションからでもボールを全力で捕りにいくシーンが何度もあるが、それとそっくりである。(※伝わらなければすみません)

いずれにしても、外野に飛んだ打球は誰よりも早くボールに到達するので、チーム内からは足が速いと思われている。これは実は真実ではない。昨年の運動会の徒競走でも4人中4位だったからである。そのうえで、足が速いと思われていることはプラスだ。通常、チームに入ったばかりの子は、ライトから守っていくことが多いが、息子は監督からの信頼を勝ち取って、足が速いと思われセンターを指名されることが多くなった。いわゆる飛び級だ。

この状況の中で考えたのが、最初は守りを固めて、信頼を勝ち取る方が速いということだ。バッティングは後から、慣れてくればついてくると信じて、まずは確実にアウトにできるよう、守備を仕上げていくことに専念しようと考えた。

バレているのかいないのか、息子はフライが全く捕れないので、外野は無理だ。その代わり、ゴロはさばけるので、後は問題は送球だ。ここをクリアすれば、セカンドなどファーストから近いところならいけるだろう。

理想の状態

アウトにできる安定的な送球をすること

まず取り掛かったのが、「送球」だ。これを克服すれば、信頼貯金が一気に増えるのと、息子自身にも自信がつくと思ったからだ。
そのために、取り組んだ練習が、「遠投」だ。

ただし、一般的な遠くにボールを投げる遠投ではなく、野球はスピードなので、いかに速くボールを届かせられるか、ということに焦点を当てた遠投を試みた。つまり、ワンバンでもツーバンでもいいので、手を離したところから上にはボールがいかないように、意識させた。

これでも、実は上手くいかなかった。息子はまだ手が小さいのか、薬指でボールが支えきれず、ボールが抜けてしまうこともあるからだ。「3本の指を使っていいよ」、といっても、息子にもプライドがあるのか嫌がる。そして、どうしても上に上に投げようとする。

今度はアプローチを変え、「前に前に」という意識でボールを離す位置をなるべく前に、顔より前でボールを離すという意識を持って投げよう、と伝えたうえで、見本を見せながら繰り返しキャッチボールを一緒に行った。

すると、何回かに一回は低いワンバンのボールがくるようになった。しかし、まだ力が弱い。これではまだアウトは捕れない。そこで、ボールの勢いを増すために違ったトレーニングも考えた。それは、次回お話しできればと思う。

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