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勝ちにこだわる

箱根駅伝といえば、ご存知、青山学院大学の原晋(すすむ)監督が有名だ。普段駅伝に興味がない人でも、原監督の存在を知っている人は多いのではないだろうか。彼は、弱小チームだった青学陸上部を一から立て直すことを任され、一見、陸上とは関係ないような、独自の方法でアプローチしていく。

そして、その後の青学の強さはみなさんご存知のとおりだ。
そして、箱根駅伝で4連覇した後、5連覇がかかった箱根で、東海大学に連覇を阻止された。
そして、連覇を逃した新チームは、チームの士気があまり上がらず、原監督自体、今までで一番危機感を持っていたそうだ。

「あー、今年のチーム力ではシード権争いの戦いになるかもしれない
このように思ったそうだ。

原監督は、そこからチームを立て直し、チームを戦う集団に変えていった。 私は駅伝はドがつくほど素人だが、原監督の優勝インタビューの中に、人生 を生き抜く大切な要素が隠れていると感じたのでご紹介したい。

原監督は、優勝インタビューで、
シューズをナイキに変えたから優勝できたんです!ナイキ社のおかげです
とは言わなかった。。。

原監督は優勝インタビューの中で、
「4連覇している時は、チームが当たり前のことを当たり前にこなすチームだったので、優勝しても当たり前という感覚があり、あまり優勝の実感がなかったんです。」
と語っていた。この言葉、かなりインパクトがないだろうか。
当たり前のことを当たり前にすることの大切さ、を独自の表現で言い表していたので、この言葉に引き付けられた。

原監督は、4連覇した時の達成感よりも、一度連覇を跳ね返され、今の自分のやり方が否定されたことで、危機感が生まれたと言っていた。そして、4連覇した時よりも、達成感が大きくて感動している、とこのように語っていた。

今回も優勝できないと言われた青学だが、ふたを開けてみると圧倒的な強さで優勝した。その要因は、

シューズを変えたことだ!

青学のスポンサーはアディダスだった。それを遠慮しないで勝ちにこだわったからこそ優勝できたのだ。原監督は綺麗ごとを並べたが、はっきり言ってしまえば、今までの靴を変えたのだ。自費でナイキの靴を買ったのだ。
とことん勝ちにこだわる、このたった1つの思考こそが優勝の最大の要因なんだ、と思った。

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